アイコン 中国当局、野村インターナショナル 中国投資銀行業務統括者を出国禁止に


中国当局は、野村ホールディングス傘下の野村インターナショナルの中国投資銀行業務を統括するチャールズ・ワン氏(王仲何/Charles Wang Zhonghe)に対して、中国本土からの出国を禁止した。関係者の話として、王氏は拘束されておらず、国内の移動や日常業務には差し支えないという。いつ出国禁止となったのかは、明らかにならなっていない。

ビジネス向け交流サイトのリンクトインのプロフィールによると、ワン氏は香港に拠点を置いているが、国籍はすぐに判明しなかった。
東京の野村の広報担当者はコメントを控えた。ロイターはリンクトインを通じてワン氏にコメントを求めたが、返答はなかった。

この件を最初に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は関係者の話として、王氏の出国禁止措置は、中国の投資銀行の華興資本控股の包凡(Bao Fan)会長、および元社長の叢林(Cong Lin)氏に対する中国の捜査に関連していると伝えている。

ロイター通信など一部メディアが2月に報じたところによると、
叢林氏は国営の中国工商銀行(ICBC)傘下のICBCインターナショナルの最高経営責任者(CEO)だった時に関わった不正行為の疑いで、捜査を受けているとみられている。

 

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王氏は2018年にノムラに入社する前、中国工商銀行傘下のICBCインターナショナルに在籍していた。
同紙によると、中国の証券監督当局に1年前に召喚され、その後拘束された叢氏は、2017年に華興資本に移籍する前にICBCで勤務し、王氏と重なる時期があった。
以上、ロイター、ブルームバーグ参照

証券会社・投資会社も含め中国当局の監視強化は続いている。
当局は、まだシャドーバンキング問題などコントロールできておらず、外貨問題、元安問題など頭を抱えている。
問題の不動産開発会社も多くの債券を発行しており、国民の被害を拡大させ、不動産業界の信用不安の原因の一つにもなっている。
不正・腐敗は守銭奴国、底なし、国家統計局から地方・中央政府、軍部までとどまるところなし、いくらでも挙げられる。守銭奴がゆえにここまで急速に発展してきたのが中国の素顔でもある。習氏はいまや白い猫と黒い猫のどちらにも不正腐敗の餌を食べさせ摘発しているようだ。

[ 2023年9月26日 ]

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