8月の旅行収支2582億円、27年ぶりの多さ 超円安千客万来 日本人海外旅行は減少
財務省が10日に発表した8月の国際収支速報によると、経済収支黒字は原油価格の減価から前年同月の約3.4倍となる2兆2797億円を記録した。7ヶ月連続の黒字となった。
経常収支を構成するサービス収支のうち、旅行収支は2,582億円の黒字を計上した。
日本を訪問する旅行者が増加したことで、8月としては比較可能な1996年以降で最大の黒字額となった。
年初から8月までに日本を訪れた外国人は1518万人で、このうち韓国人は432万(28.5%)と、最も多くなっている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは、
「世界で一番日本の悪口を言うのに、一番多く日本を訪れている奇妙な国民(笑)」
「韓国の観光地のぼったくりのせいでしょ」
「国内旅行はコスパで日本旅行に負けている」
「ソウルから釜山や済州に行くより安いからな」
「みんなが日本に行くのをやめることはできない。韓国も観光インフラを改善すべきだ」
などのコメントが寄せられているという。
以上、レコードチャイナ参照
韓国からの旅行者の旅行収支への貢献度合いは最大だろうが、一方で、日本人観光旅行者の出国者数は超円安で大幅に減少しており、差し引き大幅な収支拡大となっている。
ハワイの一般的な観光地の朝食が7千円~1万円、宿泊料が4~5万円では、上がらない賃金や超円安に関係のない国民の2割の富裕層しか海外旅行はできなくなっているのが現実だろう。
8月、(ビジネス客含む)
訪日外国人数:2,156,900人、前年同月比+1,169.5%増
出国日本人数:1,201,200人、前年同月比+210.9%増
1~8月の累計では
訪日客数は▲31.4%減の1518万人、
日本からの出国者数は▲57.1%減の570万人
2023年8月からは、2019年比で、ノージャパンが2019年8月から開始され、これまでの微減から大幅増に変わる。
中国からもいろいろ問題が発生しているが、徐々に観光客数は増加しており、中秋節では海外旅行人気国として日本が一番だったことから10月は大幅回復が見込まれる。
米国からの今年の訪日客数は8月までの累計では過去最高を更新している。
1~8月、2019年比13.9%増の130万9千人。
スクロール→
中国からの訪日客/国交省JINT版 |
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2023年8月から訪日団体旅行解禁 |
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中国から |
2019年 |
2023年 |
19年比 |
1月 |
754,421 |
31,200 |
-95.9% |
2月 |
723,617 |
36,285 |
-95.0% |
3月 |
691,279 |
75,700 |
-89.0% |
4月 |
726,132 |
108,300 |
-85.1% |
5月 |
756,365 |
134,400 |
-82.2% |
6月 |
880,651 |
208,500 |
-76.3% |
7月 |
1,050,420 |
313,300 |
-70.2% |
8月 |
1,000,639 |
364,100 |
-63.6% |
9月 |
819,100 |
|
|
10月 |
730,600 |
|
|
11月 |
750,900 |
|
|
12月 |
710,200 |
|
|
累計 |
6,583,524 |
1,271,785 |
-80.7% |
韓国からの訪日客 |
|||
ノージャパンは2019年8月から |
|||
韓国から |
2019年 |
2023年 |
19年比 |
1月 |
779,383 |
565,251 |
-27.5% |
2月 |
715,804 |
568,622 |
-20.6% |
3月 |
585,586 |
466,800 |
-20.3% |
4月 |
566,624 |
467,000 |
-17.6% |
5月 |
603,394 |
515,700 |
-14.5% |
6月 |
611,867 |
545,100 |
-10.9% |
7月 |
561,675 |
626,800 |
11.6% |
8月 |
308,700 |
569,100 |
84.4% |
9月 |
201,200 |
|
|
10月 |
197,300 |
|
|
11月 |
205,000 |
|
|
12月 |
248,000 |
|
|
8月累計 |
4,733,033 |
3,755,273 |
-20.7% |