アイコン テスラ 第1四半期 ▲13%減の33.6万台 2日の株価上昇


米EV大手のテスラは4月2日、2025年1~3月期のEV販売台数が前年同期比▲13%減の33万6,681台だったと発表した。アナリスト予想は39万台だった。
「モデルY」と「モデル3」は▲12%減の323,800台、
「サイバートラック」と「モデルS」は▲24%減の12,881台。
テスラ社は「モデルY」のモデルチェンジ車の生産がスムーズに移行できず、納車が遅れていると言い訳しているが、欧州では予約も多くを取れていない。

マスクCEOの政治的発言(ドイツの総選挙に関与+米国)や政府職員の強引な人員削減策への反発が販売に大きく影響したとみられる。一部では不買運動も生じ、焼き打ちも発生している。

下落率は、米国より欧州の落ち込みが拡大している。
  テスラの前年割れは24年4~6月期以来、3四半期ぶり。市場予想の約37万2000台も下回った。
テスラは声明で「モデルYの生産ラインの切り替えが生産に影響した」と説明しているが、予約も含め新モデルは売れていない。
 
トランプ政権で高官を務めるマスク氏は欧州の政治家を公然と批判し、内政干渉として欧州で反感を招いている。

 

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また、マスク氏の率いる「政府効率化省(DOGE)」が米政府機関の人員削減を強引に進めたことで、雇用情勢の悪化につながっているとの不満も米国で高まっている。

こうした背景からテスラのブランドイメージが低下しており、欧米での販売不振につながった可能性がある。

中国市場でも、BYDなど安価な地元メーカーとの競争激化で販売が伸び悩んだとみられる。
EV販売で世界首位を争うBYDの1~3月期のEV販売台数は前年同期比39%増の41万6388台となり(テスラ比で23.8%増)、昨年第4四半期に続き、2四半期連続でテスラを上回っている。
現在の勢いが続けば、EVでは25年には年間販売台数でもBYDが世界首位に立つ可能性が高い。

マスクリスク、
商人が消費者を相手に政治を口にする時は覚悟が必要、
●フランス
3月のテスラ車販売台数は前年比▲37%減、これは1・2月より改善しての減少率だという。
●イタリア
テスラ販売店のテスラ車17台が燃えた。放火と見られている。
●ドイツ・・・テスラの欧州工場はドイツに所在
マスク氏が直接ドイツ総選挙に介入したことから、独消費者の反発は大きく、販売台数は独国内に工場があるにもかかわらず大幅に減少している。1月は▲59%減、2月は▲76%減の1,429台となっている。3月はまだ・・・。
●欧州
1~2月の新車登録台数は▲43%減/同時期の欧州市場では、EV販売台数は31%増加している。
●中国
3月のテスラ車の販売台数は▲11.5%減の7万8,828台、Yのモデルチェンジ車の投入は2月下旬からで3月は巻き返しが期待されたが空振りに終わっている。
テスラの上海工場の第1四半期の出荷台数(中国市場+輸出)は前年比▲21.8%減の17万2,754台、過去2年余りで最低となっている。
●米国
テスラの3月の販売台数は▲4.8%減の49,900台/1~3月累計では▲8.4%減の133,800台となっている。(米国の3月の全販売台数は4月のトランプ関税爆弾投下前の駆込需要もあり8.8%増の1,587,385台だった。1~3月でも3.6%増の3,922,192台)

●テスラの販売台数推移
22年130万台、23年180万台、24年178万台(計画は220万台だった)、今年は・・・

テスラの株価は、イーロン・マスク信望者が投機家・投資家には多く、僅かな材料で100倍動く。
マスクには別途X社があり、スペースX社もある。
ただ、米景気がスタフグレーションなどにより悪化し、テスラの業績が悪化すれば、その反動により5倍返しになる可能性がある。マスクはCEOとして責任を問われる可能性もある。

マスク信望の投機家・投資家はトランプ関税爆弾は、テスラに有利に働くと信じきっている。先立っては、テスラ株の下落(3月18日:225ドル)にトランプがテスラ車を購入したと投稿したことにより、株価は288ドルまで上昇し、4月初、テスラ車の販売台数の不調が報道されるなか、4月2日のテスラ株は上昇している。
テスラ社におけるテスラ車の割合は4分の3、残りの4分の1=25%はESS(産業用蓄電池)やソーラー発電システムの販売。

 

[ 2025年4月 3日 ]

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