アイコン 韓国初の宇宙ロケット打ち上げ延期か

 

 

台風19号の朝鮮半島上陸が予想される中、韓国の技術で初めて開発されているロケットの試験発射日程が延期される可能性が出てきたと報道されている。

韓国航空宇宙研究院(航宇研)によると、研究陣は10月の試験発射を控え、全羅南道高興の羅老宇宙センター発射台に装着されているロケットを再び組立棟に移すかどうかを検討しているという。
台風19号は秒速30~50メートルの強風が吹く可能性があり、ロケットをそのまま置いておくことはできないという。

そもそも、宇宙ロケットは、組立の建屋内で完成させ、発射時期になれば、レールで発射台に移動させ、最終チェックを行い打ち上げるのが普通であるが、韓国航宇研は外で最終組立を行い完成させたのだろうか。

航宇研の関係者は「今日(21日)午後に発表される気象庁の台風特別警報を見て最終的に決める」とし「外部の影響を最小化するためにロケットを室内(ロケット総合組立棟)に移す可能性もある」と伝えた。

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試験ロケットは14日に羅老宇宙センターの発射台に立てられた。韓国の技術で開発した75トン級エンジンが搭載されたロケットは飛行性能を検証するために10月末に発射する予定。
7月には実際の飛行時間と同じくエンジンを154秒間稼働する総合燃焼試験にも成功した。
韓国は試験ロケット発射を通じて2021年に韓国産初となるロケットを打ち上げる予定。
韓国はこれまで、弾道ミサイルや巡航ミサイル、迎撃ミサイルなど各種ミサイルの発射実験を成功させ、大量生産して配備しており、問題は限りなく少ないと見られる。(ただし、パクッたとみられるミサイルも多く、大型ロケットへの転用は初めてとなる。特に推進力を要する一段目のロケットが初)

ただ、韓国が宇宙ロケットを打ち上げれば、北朝鮮も即、人工衛星を打ち上げるとして、実質、ICBMの更なる開発発射実験に乗り出す可能性もある。口実を与えたいのだろうか。北朝鮮は過去1回、自力で(小さな)人工衛星を打ち上げている。北朝鮮の昨年11月末のICBM発射実験では、上空3800キロまで飛ばしている。低軌道の人工衛星はせいぜい上空200キロから300キロ程度。

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[ 2018年8月21日 ]

 

 

 

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