アイコン IAEA 北の核開発継続を懸念/米トランプ政権、北朝鮮との非核化交渉進まず

 

 

国際原子力機関(IAEA)は20日に発表した最新の報告書で、北朝鮮が核開発を継続しているとの見方を示し、「重大な懸念」を表明した。

IAEAは報告書の中で、北朝鮮の軍事施設に直接立ち入ることができないため、情報は限られていると認める一方、衛星画像による監視を強化して情報収集に努めてきたと強調した。

報告書は、北朝鮮北西部の寧辺核施設などで、ここ数ヶ月間に観測された核関連活動を挙げ、詳しく説明している。
具体的には、核燃料棒製造棟で冷却装置が使われ、車両が移動するなど、遠心分離機によるウラン濃縮技術が使われた兆候や、実験用原子炉で水蒸気や冷却水が放出されるなど稼働の兆候がみられた。核燃料の再処理に関連する研究施設では、蒸気施設の稼働が確認された。

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ウラン鉱山や関連施設として登録された場所で採掘、製錬作業が続いていることもうかがえるという。
北朝鮮は6月12日の米朝首脳会談で「完全な非核化」に向けた努力を約束した。
しかし、ポンペオ米国務長官は7月、上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮が核物質の生産を続けているとの認識を示した。
同氏はさらに、米朝間の非核化交渉の先は長いとも話していた。

一方、トランプ米大統領は20日、ロイター通信とのインタビューで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と再び会談する可能性が非常に高いと述べた。
ただし、具体的な時期や場所には言及しなかった。
トランプ氏は、インタビューの中で、北朝鮮がこのところ核、ミサイル実験を実行していないのは、自身の対応がうまくいっている証拠だと強調し、「私が、核実験を止めた。私がミサイル実験を止めた。日本は大喜びだ。これからどうなるか、それはだれにも分からない。様子を見よう」と語ったという。
以上、CNN参照

米トランプ政権は、ポンペオ国務長官を再び北朝鮮に派遣する準備を進めている。9月には、南北首脳会談も予定されている。

6.12米朝首脳会談では有頂天になったトランプは、その後、北との交渉を進められず、韓国の文大統領の9月の南北首脳会談に多くを期待しているようだ。
(そのためか、韓国政府の開城の連絡事務所の8月開設にしても米政権は強硬意見を発せず、石油の瀬取りや北朝鮮石炭密輸事件でも韓国企業を今回の米制裁対象から除外している)

前回のポンペオの訪問では、米側が「完全に検証された非核化という終着点」に至る道筋について具体的な提案を行ったが、北朝鮮側は、ミサイル実験も停止し、遺骨も返還した、次は米側が譲歩する番だとし、「強盗的」だとして、こうした米側の提案をすべて拒否し、核の完全廃棄は膠着状態に陥っている。
北朝鮮は、終戦宣言および、国連制裁や米制裁の緩和もしくは完全撤廃を望んでいる。

前回のポンペオの訪問では、訪問前に核問題早期決着派のボルトンとポンペオとの見解の相違が浮き彫りになり、ポンペオはボルトンを意識し、北朝鮮で強圧的に出てしまったようだ。

なお、6.12米朝首脳会談の合意文書では、北朝鮮の金はトランプに対して、核を完全に廃棄するとは一言も述べず、合意もしていない、努力することで合意しているだけだ。

北のミサイル開発実験停止で一番喜んでいるのは米国自身、北朝鮮の核開発と弾道ミサイル開発のすべては米国へ向けられているものだ。それほど、北朝鮮は、朝鮮戦争で米国により北朝鮮国土を絨毯爆撃で焦土化され、100万人以上の民間人が殺され、木っ端微塵にさせられた怨念を、朝鮮戦争後一貫して持ち続けている。トランプに勘違いしてもらっては困る。

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[ 2018年8月23日 ]

 

 

 

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