アイコン マケイン氏 最期までトランプを批判

 

 

25日に脳腫瘍のため死去した米アリゾナ州選出の上院議員重鎮、ジョン・マケイン氏が、生前に国民に向けて残した別れの声明が27日公表された。
マケイン氏は、その中で「部族的な対立」を非難し、ドナルド・トランプ米大統領に対する最後の批判を展開した。
 マケイン氏の選挙対策本部長を務めたリック・デービス氏が読み上げた声明で、「私たちは、愛国主義と党派的な対立を混同する際、自分たちの偉大さを弱めてしまう。部族的な対立は、世界の至るところで憤りや憎しみ、暴力の種をまいている」と指摘。
 さらに、「壁を壊すことなく、その後ろに隠れる時、そして自分たちの理想を変化のための偉大な力として信頼するのでなく、その力を疑う時、私たちは自分たちの偉大さを弱めてしまう」と、トランプ氏が進める国境の壁建設計画への言及とみられる言葉も残した。
以上、AFP参照

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マケイン氏は共和党の大統領指名選挙過程からトランプ批判を展開、トランプが大統領になってからも一貫して批判し続けてきた。
マケイン氏は、ベトナム戦争では、ハノイ上空で搭乗機が撃墜され、脱出に成功したものの捕虜に、父親が米軍司令官(海軍大将)だったことを伏せ、またベトナム軍に身元がわかり、ベトナム軍が人質交換に利用しようとしたものの、捕虜になっている米兵全員をこのまま置いては交渉に応じないと拒否、拷問をさらに受け、5年半の捕虜生活を送った。米国では「英雄」として崇められているが、トランプはいとも簡単に「マケイン氏は長い間捕虜であり、真の英雄ではない」とツイッターに書き込み、対立激化。
マケイン氏は生前、自分の葬儀にトランプは参加するなと、弔辞をブッシュ元大統領と大統領選挙戦で戦ったオバマ元大統領に依頼していた。

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[ 2018年8月28日 ]

 

 

 

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