武田傘下の米バクスアルタに170億円の支払命令 血友病薬特許侵害/米裁判所
米デラウェア州の連邦裁判所の陪審団が5日、武田薬品工業傘下のバクスアルタに対し、ドイツ医薬品・農薬大手バイエルの血友病治療薬の特許を侵害したとして、1億5519万ドル(約170億円)の支払いを命じる評決を下した。
ロイター通信によると、バイエルの共同開発の相手である米バイオベンチャーがバクスアルタと独占ライセンス契約を結んだことで特許を侵害したと主張している。
以上、報道参照は
稀少疾患事業で世界トップの米バクスアルタは、アイルランドのシャイアーが2016年に320億ドルで買収して子会社化していた。
そのシャイアーを6兆8千億円で武田が買収し、米バクスアルタは武田の傘下企業になっている。
今回の判決だと、バクスアルタと独占ライセンス契約を締結した米バイオベンチャーがイカサマ師だったことになる。イカサマ師のバイオベンチャーとバイエルは血友病治療薬で共同開発していたことにもなる。
イカサマのバイオベンチャーが今度はバクスアルタから詐欺で訴えられることになる。まだ、会社があったらの話だが・・・。
不可解な点が多く、バクスアルタは控訴するものと見られる。
シャイアーや武田などの巨額買収が薬価を暴騰させており、トランプ大統領は高騰した薬価を見直すと公言している。
現在、医薬品の暴騰に対して上院が、高額買収合戦を繰り広げた欧米のスーパー医薬品メーカーのほとんどを召還する手続きに入っている。武田は入っていないようだが・・・。
ハゲタカに化身した医薬品メーカーも政治には適わない。