アイコン ソウル空き室率11%・江南繁華街も16%  韓国

 

 

昨年4.27板門店南北首脳会議を前後して、中国資本がソウル中心街の不動産を買い漁り、不動産バブル沈静化のため、朴政権後期から文政権に至っても継続していた不動産に対する規制強化により、沈静化しつつあった不動産市場がソウルだけは急騰した。

韓国メディアは挙って、外資の韓国投資が急拡大していると喜んでいたが、実態はそうしたものだった。
その不動産も北朝鮮の非核化の長期化とそのものの嫌疑により、不動産の規制強化の勢いを増している。
さらに2.28ハノイ米朝首脳会談の失敗により、北朝鮮の完全非核化も不透明感が台頭してきている。

韓国はそうしたソウルを除き不動産バブルが崩壊、不動産業界の低迷は、不動産業従事者や建設業の就業者数の減少にも現れている。そのソウルでも不動産取引件数は前年比で2桁減と落ち込んでおり、価格も今後下落すると見られている。

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だが、不動産価格が過度に落ち込めば、国民の家計負債150兆円の65%を占める不動産担保融資の担保不足問題も生じる。結果、金融機関の不良債権が増加すれば、金融機関は融資抑制策・選別融資に走り、企業の資金繰りにも影響することになる。
それでなくても、過度なこうした家計負債は、消費に影響を与える。
また、文政権の経済失政は失業率を増加させ、住宅難民も増加させている。

昨年は、零細事業者の廃業などでソウルではオフィスの空室率が10~12月期に11.4%にまで上昇した。2013年の6.4%に比べると、5年でほぼ2倍に上昇している。 
漢江の南北を問わず、空きオフィスが増え、空室率が20%前後に達している地域も少なくないという。
店舗物件の空室率も2013年の5.5%から昨年10~12月期には7%に上昇した。これまでの景気低迷局面でも灯りが消えることはなかったノンヒョン洞・清潭洞など江南商圏、梨泰院・新村・明洞などソウルを代表する商圏でも空室率が2~3倍に上昇し、20%に達するところも多い。
ソウル都心の人気地区でこの有り様なのだから、ソウル郊外や地方ではもっとひどいだろう。それだけ現場の景気低迷が深刻であることを示している。

ソウルを賑わした中国人観光客が最近、増加しているというが、大幅に減少した中での増加では、その影響力も小さく、また、中国経済も低迷し、爆買いすることもなくなっている。韓国の化粧品は知らないが、中国では今では海外製品が中国のネットで買え、爆買いする必要も、海外旅行での近隣から購入を依頼されることもなくなってきている。中国も経済低迷、中国人観光客が戻ってきてももう爆買いはない。
外国人観光客という他力本願ではなく、国内消費を活発にさせる必要がある。
国民が大いに期待した文政権は、そのために教条主義の労働組合が主張するような所得主導経済成長政策を経済低迷下で採用し、2ヶ年で最低賃金を29%も増加させ、大量の失業者を発生させ、週労働時間を60時間から52時間に短縮させたことから残業料が大きく減り、さらに経済低迷をもたらし、国民消費が大幅に落ち込んでいる。

2月の春節期間中、明洞や江南などの商店街や飲食店街は、外国人観光客の客足が途絶えていると写真付きで報道されていたが、2月の中国人訪韓客数は31.3%も増加して40万人と報告されており、中国人たちはどこへ行ったのだろうか。

江南「新沙洞」:
ソウル市の繁華街江南区の「新沙洞」の広い幹線道路沿いにある商業ビルには壁に「譲渡・賃貸」と書かれた横断幕が風になびいている。
江南地区でも最も栄えた地区なのだが、「カロスギル(街路樹通)」の入り口から江南乙支病院の方向に向かう通り沿いに並んだ建物26棟のうち7棟は1階部分の店舗物件が空いている。
ある物件には、「権利金なし」という文字が掲げられていた。
建物の前面ど真ん中に賃貸募集の横断幕を掲げた物件もあった。
「オーナーが直接賃貸」とうたった物件も目についた。
ある建物の管理人は「オーナーは(借り手がつかずに)焦り、賃貸広告のフレーズにも気を遣っている」と話した。

江南「狎鴎亭洞」:韓国一おしゃれな町
江南区「狎鴎亭洞」の「ギャラリア百貨店付近」にある商業ビル1階には、店舗物件に至る所に賃貸の文字が躍っている。
不動産業界関係者は「以前は、商売がうまくいかずに空きが出てもすぐに埋まったものだが、最近は一度空くとしばらく空いたままだ。賃料も下がったが、借り手がいない」と話している。
幹線道路から路地に入ると、空き物件は目立って増える。
「ロデオ通り」では、一軒また一軒と「賃貸」の文字が掲げられていた。あるカフェの経営者は「賃料と人件費に持ちこたえることが難しくなった。自分もいつまで耐えられるか分からない」と語っている。

江南「ノンヒョン洞=論峴洞」:狎鴎亭洞の南に隣接
「ノンヒョン洞」の15階建て商業ビルは6、7階がまるごと空いている。
1年半前には空室率がわずか1%で、空き物件を探すことさえ難しかったノンヒョン駅周辺では、空室率が18.9%まで上昇している。

最低賃金が、今年も昨年の16.4%に続き10.9%も上昇、増加傾向にある観光客も昔のような爆買いはなくなり、商店では店を畳むか、従業員を減らすしかなくなっている。
韓国のカネが集まるという江南商圏もやっていけないほど街角景気が冷え込んでいる。
以上、韓国紙など参照

 

韓国の観光客数と中国から訪韓客数
 
訪韓客数
うち中国人客数
備考
万人
前年比
万人
前年比
シェア
2012年
1,113
 
283
27.8%
25.4%
 
2013年
1,217
9.3%
432
52.5%
35.5%
 
2014年
1,419
14.1%
612
41.5%
43.1%
 
2015年
1,323
-6.8%
598
-2.3%
45.2%
MERS
2016年
1,720
30.0%
807
13.5%
46.9%
 
2017年
1,334
-22.7%
417
-48.3%
31.3%
THAAD
2018年
1,534
15.0%
479
15.0%
31.2%
平昌五輪

 
[ 2019年3月27日 ]

 

 

 

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