アイコン 選挙後の映画談議!(江口満・書き散らし)

 

 

平成最後の統一地方選挙の真っ盛りだが、何故か街は静かだ。

県議選挙も今いち、盛り上がりに欠ける。

良くも悪くもスター政治家がいないのは寂しい。

江口満さんの選挙後の映画談議を深夜一人ニヤニヤしながら読み返している。

一昔前までの政治家はヒト癖もフタ癖もあって一人前、松田九郎さんみたいなとんでもない猛者もいたが、どこか憎めないところがあった。

そして4月21日の市長選が終わったら、谷川弥一先生、金子原二郎先生、小林克敏先生、そして市議ではあるが浅田五郎さん、最後は田上富久元長崎市長の映画談議を江口満さんとゆっくり談義したいもんである。「2019年(令和)4月1日、長崎浪人・中山洋次」

当たって勝とれ!橋本つよし



 

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選挙後の映画談議(江口満・書き散らし)

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選挙が終わって、珍しく映画談議になった。

口火を切ったのは、自称、文化通の西岡君。

「最近見たのでは、何といっても、『遠き落日』、あの博士にしてこの母あり、感動したね。それに商売柄、同じ医師物をビデオで『白い巨塔』、おかげで勉強になったよ」

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「私は『おろしや国酔夢譚』。やや露国を好意的に描きすぎたが、外交はやはり大事だ」と倉成君が胸を張る。


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「ところで久間君は?」

「昔から『コンボイ』とか『トラック野郎』とか、運送物が好きなんですよ。地ですかね。最近はどうも回りから白い眼で見られているようで、もっぱら『男はつらいよ』しか見ません」

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「つらいのは私も同じですよ。とグラスを片手に愚痴をこぼすのは初村君。
「『愛人』と『氷の微笑み』。”現代”的ないい女ですね。見てはいけないと思いながらも足が向くんですよ。誤解招くので親爺からは『息子よ』とか見れよと言われるんですが・・・」


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「私は・・・」と生真面目な田口君が手を上げた。「『橋のない川』良かったですね。でも、せっかく仲良くなりかけた高木君とも、橋がなくなりました」

「仕方ないですよ。田口先輩との友情はもう終わりです。私は記念
にモンローの『帰らざる河』を一人でみました」


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高木君も負けてはいないようだ。

「私は次の試合にめがけて『シコふんじゃった』を憧れの小沢先生rと見ました」
と山田君が嬉しそうに話すと、その横で松田君がやや不満気にやり返す。

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「軟弱な奴じゃ、俺は何といっても、東映の『武闘派』ー。映画はあれでなきゃいかん」

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入口から、松谷君が入ってきた。

「遅れてスミマセン。いま名作『誰が為に金が成る』が終わったところです。ほっとしました」

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「字が違うんじゃないですか。すぐ何でも金に結びつけて考えるんだからこの人は、逮捕者までだして・・・・。ところで萩さんは何を?」

「私ですか、尾道三部作といえば分かるでしょう」

「・・・・・」

「『さびしんぼう』です」

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 いずれにしろ、日本政治座の観客数は約五割。次なる演目は『飛脚疑獄夏旅日記』。

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しかし登場人物は二線級らしい。

(1992年8月)

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[ 2019年4月 2日 ]

 

 

 

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