Google 専用ハードいらずの「スタディア」で年内にゲーム参入へ
19日、グーグルは専用ゲーム機を必要としない、インターネットを経由してスマートフォンやパソコンを利用しゲームができる新サービス「スタディア」を年内に開始すると発表、米国やカナダ・欧州からスタートする。
いわゆる「クラウドゲーミング」でのグーグルの参入だが、アマゾンも同様の方式で参入予定であり、MSも強化すると発表済み、ソニーはすでにスタートさせているがインフラがついておらず細々と展開中である。
「クラウドゲーミング」とはストリーミング配信で端末のブラウザーから遊ぶ方式。ゲームソフトをダウンロードする必要はないが、使用者のインターネット環境に依存するため、「誰もが快適にプレイ」というわけにはいかないだろう。
5Gが普及する前に、ぶち上げとけというわけだろうか。
ちなみに、「スタディア」の料金体系は明らかにしていないため、同サービスを評価するのも早計だろう。
また、発表後、多くのネットニュースが既存のゲーム会社である「任天堂・ソニー・MS」との競争を煽りたてた記事を配信。
そのためか、ソニー株は一時前日比4.5%安となり1カ月ぶりの安値をつけ、任天堂株も4.6%安の3万50円まで下落した。(加えてし、両社とも自社買いの終了を19日に発表している。)
しかし、ソニー・MSは同サービスを開始、または開始しようとしているが、インフラを理由に任天堂は様子見。
さらに、任天堂はハードそのものに魅力をもたせる、いわば「ハード主体」の設計であり、同社は他社と違い「どこにもでているゲームができるハード」ではなく「任天堂のゲームができるハード」でもあるため、今回の「スタディア」と競合するかといえば疑問だ。
さて本当に「ゲーム戦争」にGoogleが参戦となったのだろうか。
専門外の分野であり、「ストリーミングサービス」自体が未知数。
Google+にしろ、ぱっとしないサービスはいつの間にか終了させる、同社のサービスの墓標のひとつにならないといいが。