アイコン とんだ食わせ物?トランプ大統領推奨の抗マラリア薬ヒドロキシクロロキン 

 

 

世界のスーパー医薬品会社は、データ改ざんなど朝飯前、株価が上がればよいと考えているCEOも多いようだ。CEOが株主の投資ファンドなどから、雇われた経営専門者も多く、実績を作れば膨大な収入を得る一方、業績が低迷すればすぐ首になる。米上場のバイオベンチャーもしかりだ。

日本でも2013年3月、スイスのノバルティスファーマ社(ジャパン社)が、大学病院の臨床医らと結託し、高血圧治療薬「ディオバン」のデータ改ざん・捏造が発覚して大きな社会問題となった。

今回は新コロナ感染症に対する感染抑止効果があるとされた抗マラリア薬ヒドロキシクロロキン、米トランプ大統領が5月、新型ウイルスの治療に有効だと主張し、自身も服用していると明らかにしたが、明確な効果を示す研究結果は示されなかった。国際的な注目を集めた新型コロナウイルスの治療をめぐる複数の研究に疑義が生じ、著名な2医学誌(英ランセットとメディシン)が4日、相次いで論文の撤回を発表した。

この研究には、いずれも米国に拠点を置く米シカゴの医療データ分析会社サーギスフィア(Surgisphere)がデータを提供していた。
論文を撤回した3人(著者計4人)は、第3者による検証にサーギスフィアがデータ提供しなかったため、「1次データの信ぴょう性をもはや保証できなくなった」と説明した。

撤回された論文の一つは、米ハーバード大ブリガム・アンド・ウィメンズ病院などの研究チームが、抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンが新型ウイルスの治療に有効かどうかを検証したもの。

5月22日に英医学誌ランセットに掲載された。
世界の671病院で新型ウイルスの治療を受けた約9万6000人の患者データを分析した観察研究の結果、同薬の有効性は確認できず、心臓への悪影響や死亡リスクが高まる可能性が示唆されたとしている。
ランセット論文の国際的な影響は大きく、同薬を使った大規模な臨床試験を計画していた世界保健機関(WHO)は、安全性への懸念から一時的な中断を発表した。
英国とフランスの規制当局も、同薬を使った臨床試験の被験者登録の停止を指示した。
2020年3月、米FDAはヒドロキシクロロキンの緊急使用を許可した。しかし、4月、米FDAはヒドロキシクロロキンの使用を「安全で効果的だという知見は得られていない」と改めて、副作用を警告した。
5月には、アメリカ生物医学先端研究開発局の局長がヒドロキシクロロキンなどの使用に反対し、トランプ大統領から左遷させられたと報道された。

ヒドロキシクロロキンの使用に当たっては
中毒性、網膜症等の重篤な眼障害、黄斑症、黄斑変性、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、薬剤性過敏症症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、血小板減少症、無顆粒球症、白血球減少症、再生不良性貧血、心筋症、ミオパチー、ニューロミオパチー、低血糖があり、因果関係不明の自殺行動も報告されている。

新コロナウイルス感染症にあっては百害あって一利なし。
トランプ大統領の最近の攻撃的発言はヒドロキシクロロキンの副作用かもしれない。副作用に攻撃性も追加されるかもしれない。

 

[ 2020年6月 5日 ]

 

 

 


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