アイコン スズキ 延158万台リコール 原動機と緩衝装置 エンジン制御不能と走行不能


スズキは18日国交省に次のとおり2つの理由でリコールを届け出た。

(1)原動機(クランクプーリ)
1、不具合の部位(部品名):原動機(クランクプーリ)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は 性能の状況及びその原因:
エネチャージ仕様車のクランクプーリボルトにおいて、ねじ谷底の形状が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。
そのため、締付け軸力が低い場合にクランクプーリボルトが折損してガタが生じ、クランクシャフト位相角度を正しく検出できず、適切なエンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれがある。

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3、改善措置の内容:全車両、クランクプーリボルトを良品に交換する。また、プーリ等に損傷がある場合には、損傷のある部品を新品に交換したうえで、クランクプーリボルトを良品に交換する。
4、不具合件数:344件 /事故の有無:無し
5、対象車両名:10車種10型式
アルト、ハスラー、スペーシア、MRワゴン、ワゴンR、モコ、キャロル、フレア、フレアワゴン、フレアクロスオーバー、
6、対象台数:計969,800台
7、対象車両生産期間:平成24年8月21日~平成28年2月3日

(2)緩衝装置(フロントコイルスプリング)
1、不具合の部位(部品名):緩衝装置(フロントコイルスプリング)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがある。

3、改善措置の内容:全車両、フロントコイルスプリングを対策品に交換する。
4、不具合件数:460件/事故の有無:無し
5、対象車両名:7車種9型式
 ワゴンR、スペーシア、アルトラパン、MRワゴン、モコ、フレア、フレアワゴン
6、対象台数:610,496台
7、対象車両製造期間:平成25年3月28日~平成27年12月25日
以上、

情けない。新車開発の試験走行期間を大幅に引き延ばす必要があるのでは・・・・、販売後、問題が発生したら、それをクリアーすれば良いとの安直な考え方は命取りになる。技術者魂が欠落しているようだ。

[ 2020年6月19日 ]

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