アイコン 大学生の虫歯増加原因は複数種の菌の増加にあり/岡山大

 

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大学生になると、何故虫歯が増えるのか。岡山大学の研究グループは積年の謎を解き明かそうと卒業前の学生たちを調査した。

大学院医歯薬学総合研究科口腔形態学分野の福原瑶子助教、同大予防歯科学分野の森田学教授、同大保健管理センターの岩﨑良章教授の研究グループは、大学生におけるむし歯の増加に着目し、唾液中に含まれる細菌叢とむし歯の増加との関連を解析した。

4年間の大学生活中でむし歯が増加した学生・増加しなかった学生からそれぞれ唾液を採取し、次世代シーケンサーを用いて細菌のプロフィールを比較した結果、むし歯が増加した学生のほうで複数種の細菌の割合が高いことがわかった。

厚労省が全国3820人の歯の状態を調べた「歯科疾患実態調査」(2016年)によると、
虫歯のある人の割合は
15~19歳では47.1%だが、
大学生を含む20~24歳では78.6%
と大きく上昇することがわかっている。

2013年に岡山大学などの研究チームが、学生約2千人を調べた論文では、食事の時間が不規則だったり、よくお菓子を食べたりする学生の方が、虫歯がある傾向が確かめられている。
生活習慣の乱れが、歯の悪化につながっていることが窺えるとしていた。

今回、研究チームは、卒業前の学生55人(女性38人、男性17人)に歯科検診をした。入学時の検診結果と比較して、虫歯が増えたグループと増えなかったグループの二つに分けた。さらに唾液を採取し、その中に含まれる細菌を遺伝子レベルで詳しく調べた。
(1)むし歯が増加した学生・増加しなかった学生の唾液に含まれる細菌の数・種類には差はなかった。
(2)むし歯が増加した学生の唾液に含まれるいくつかの細菌は、増加しなかった学生のものと比較して有意に多く含まれていたことが判明した。

虫歯の増加した学生には、虫歯菌として知られるmutans streptococciのほか、Aiioprevotella、Prevotellaceae、Dialister、Veillonellaceaeという口内菌が、そうでない学生より多かったという。
以上、

そうした菌の増殖だけを抑える歯磨きや薬剤が開発されたら、虫歯もなくなるかもしれない。
ただ、そうなれば歯医者さんが困ることから、お医者さんと医薬品会社のお互いの幸せのために開発されない可能性もある。
有益細菌も殺してしまうかもしれないが、有害細菌の繁殖を抑えるため、食事後や寝る前の歯磨きやうがい薬使用が有効かもしれない。
あと一ひねりしたら、来年のイグ・ノーベル賞候補かもしれない。

虫歯

[ 2020年9月18日 ]

 

 

 

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