アイコン サウジ イエメン・フーシ派へ停戦呼びかけ 米圧力か


サウジアラビアは22日、イエメン内戦をめぐり同国の反体制武装勢力イスラム教フーシ派に対する停戦案を表明したとサウジ国営メディアが報じた。
米バイデン政権が、深刻な人道危機を招いた内戦をめぐりサウジへの支援停止を表明したことを受けた決断とみられる。
サウジ外務省は声明で「イエメンや地域の安全、安定のため、危機を終わらせる」と停戦案の狙いを説明した。

フーシ派が支配する首都サヌアの国際空港の利用を認めることや関税などの収益を中央銀行の共同口座で管理することを盛り込んだ。
イエメン各派との協議を始め、国連主導での政治解決をめざすと指摘した。
バイデン政権は2月、前トランプ政権の決定をくつがえし、イランを後ろ盾とするフーシ派のテロ組織指定の解除を決めた。
フーシ派は、サウジの石油関連施設などを狙った無人機やミサイルによる攻撃を激化させ揺さぶりをかけた。
イエメン西部マリブ(旧北イエメン内)で攻勢を強めているとされるフーシ派がサウジの停戦案を受け入れるかどうかは不透明。
サウジとイランの「代理戦争」の様相を呈している内戦では一般市民1万2000人を含む10万人以上が死亡している。サウジが主導する連合軍は22日もサヌアなどにあるフーシ派の拠点を空爆した。
以上、

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サウジが主導するアラブ連合軍は、米軍の偵察機による情報に基づき、空爆を続けている。
一時は部隊派遣も行い港湾や空港を制圧したが、現在は封鎖している状態。
元々イエメンは南北イエメンで分かれ戦っていたが統合、しかし、アルカイダやISなどが入り込み再び内戦状態に、イランのシーア派に近いフーシ派がイランの支援を受け、旧北イエメン側のほとんどを支配(イエメン西の紅海側を支配)、一方、旧南イエメンにはサウジなどが傀儡政権をおっ立てた政権が支配している。
フーシ派は旧北イエメンにあるマリブ地域を攻め立てており、サウジ連合軍が地上介入してもしなくても、イランとサウジが支援する限り内戦は続くことになる。

一昨年はコレラで数十万人の死者が出たといい、内戦状態で国連支援も限られている劣悪な環境下にある。
サウジとしては、隣接するイエメンに反サウジ政権が誕生することは許されないとしているもの。サウジが、サウジと友好な旧南イエメン政権を温存する限り、一時休戦しても何れ内情状態に突入する。
今回の停戦案に対して、フーシ派は、まずは空港と港湾の封鎖を完全解除することが前提だとしている。
フーシ派は前回も停戦に合意し、その後破綻、内容に新鮮味はないとしており、サウジ連合軍もまた空爆を続けている。

先日のフーシ派の無人機攻撃では、サウジ軍が無人機に対する迎撃システムを強化する中、石油精製施設を攻撃(軽微)されており、サウジとしても侮れなくなってきている。
イランは、ハメイニ最高指導者の革命防衛隊の隊長を米軍に、核開発の第一人者をイスラエルにそれぞれ暗殺されており、サウジ連合軍から空爆を受けるフーシ派への支援をさらに強化している。
イランが攻撃された場合はペルシャ湾と紅海の航路がグチャグチャになる。サウジはペルシャ湾岸で取れる原油を紅海側へパイプラインを敷設し、紅海側からも輸出している。

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[ 2021年3月23日 ]

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