アイコン パキスタンでタリバン自爆テロ アフガン穏健派樹立しか国際社会は脅威


ロイター通信によると、パキスタン南西部クエッタにある軍の検問所で5日、オートバイに乗った何者かが民兵組織の車両に突っ込み、少なくとも3人が死亡、20人が負傷した。オートバイには6キロの爆発物が積まれていたと見られている。
この攻撃についてイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」が犯行声明を出した。「パキスタンのタリバン運動」は、タリバンが隣国・アフガニスタンの首都カブールを制圧して以降、タリバンへの忠誠を新たにしていて、パキスタン軍に対する軍事行動を強化していたという。
以上、

アフガンのタリバンは新政権の評議会メンバーの選定(閣僚)で対立しており、パキスタンは軍情報トップを急遽アフガンに派遣し調整に乗り出している。
タリバン強硬派のハッカニネットワークが、穏健派に対して抵抗しているものと見られる。自爆テロはIS・アルカイダ・タリバンのハッカニ派が行うことから、「パキスタンのタリバン運動」はハッカニ派に近いものと見られ、自爆テロはパキスタン政府のこうした動きをけん制したものと見られる。

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西側はこれまで交渉してきたバラダル師に期待しており、中国もアフガンの強硬派が支配すれば次は新疆ウイグル地区にも影響を及ぼすと見られ、バラダル師を支援するものと見られる。
中国政府とタリバンはこれまで新疆ウイグル地区にタリバンが侵攻しないことで密約し、中国政府はタリバンを支援してきた経緯がある。しかし、タリバンはイスラム教を否定する共産化も廃絶することから、現在中国が行っている100万人収容所、新疆ウイグル地区の住民の宗教・思想の共産化政策、習近平体制も強硬派が力を拡大することには反対するしかない立場にある。

タリバンはイスラム教スンニ派系イスラム原理主義のデオバンド派。創設者のオマル師も含め創設者らは1980年代にパキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州にあるハッカーニーヤ学院(神学校)を卒業した学生や卒業生たちにより構成され、利権に動く世俗派の批判分子を糾合し勢力を拡大した。
1989年ソ連がアフガン撤退後、イスラム法世俗派、民族・部族、軍閥間の争いで内戦状態のアフガンで勢力を拡大し1996年に政権を奪取した。

創設者オマル師の師匠はパキスタンにいたパレスチナ人のアッザーム師、イスラム教の世俗派を批判し、アルカイダとも関係が深く、オマル師も感化された。アッザーム師は最後はパキスタン・ペシャワールで暗殺された。内部対立との見方もある。
強硬派はよりイスラム原理主義に走り、特にパキスタン北部のこうしたタリバン勢力にパキスタン政府も手を焼いている実情がある。
ロシアにしても旧ソ連の有邦国がアフガンに隣接しており、そうした旧ソ連国へのタリバン強硬派の浸透を警戒している。
そうした、タリバンと関係する中国・パキスタン・ロシアも早期に安定した穏健派によるタリバン政権樹立を支援するものと見られる。
 ただ、北部同盟は別にしても、アフガンにいるタリバンの敵対勢力となっているISはともかく、アルカイダやタリバン強硬派が今後、アフガン内でどう動くのか、まだ未知数なところが多い。
穏健派が政権を主導すれば、約30万の政府軍(1/3でもタリバン兵より多い)も手中に収め、軍事的にも穏健派が権力を増すものと見られる。


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タリバン

第3代

最高指導者

アクンザタ師

元司法長官

アフガンでイスラム法ファトワーを制定し執行した人物。強硬派の可能性

政治にはかかわらないとの見方

政治指導者

2018年からカタール事務所代表

バラダル師

共同創設者

2010年パキスタンで拘束、2018年カタールに移送。海外生活。

 

ヤクーブ師

創設者オマル師息子

シンボル的な見方

副指導者

最強硬派

ハッカニ師

ハッカニネットワーク創始者の息子

8/15、カブールを占拠したグループ、中国と関係

 

[ 2021年9月 6日 ]

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