アイコン 住宅建築用構造材の合板 2011年来の高値 1枚12ミリ物で1100円

住宅の壁や床に使う国産針葉樹合板は流通価格が一段高となった。構造用合板の指標である厚さ12ミリ品の東京地区の問屋卸価格は、現在1枚1100円(中心値)。
前月より25円(2%)高く、東日本大震災で合板製造工場の被災や復興需要が急増した2011年4月以来の高値をつけた。
集成材など木材製品の需要が増加し、欧州産材を中心に梁や柱などの製材品の入荷が増えたため受注を制限していた木材のプレカットメーカーも、現在はフル稼働に入っている。

米国での木材価格は、新コロナ惨禍により集合住宅からの移転目的の戸建需要が急増、価格が暴騰、日本では木材入荷が希薄となり、国内市場も高騰していた。
米国での集成材・木材の高騰は落ち着いたが、海運価格や運送価格は上昇しており、米国での上昇のタイムラグも含めて価格は上昇している。

 

米国の材木先物価格は、5月1700ドルまで上昇、しかし、その後450ドル台まで暴落し、現在600ドル台前後に落ち着いている。それでも2019年までの過去3年間の平均価格500ドル前後からすれば2割ほど上昇している。
日本では注文住宅の受注が堅調に推移していることにも価格高騰の要因になっている。
以上、

針葉樹の合板は節が多く構造材に用いられるケースが多く、南洋材より安価。一方、南洋材は節が少なく化粧材・表面材に用いられるケースが多いものの、伐採規制国も多くなっている。
飯田グループはロシアの製材大手企業に出資し安定供給を目指している。

新コロナ明けは世界的な資源や製品価格の上昇、すでに上昇している一方、日本では報酬が上がらず、消費需要は伸びず、再びデフレに陥るスタフグレーションの可能性が指摘されている。


 

[ 2021年9月 8日 ]

 

 

 


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