アイコン 首相、航空会社に求めた新たな予約受付停止を撤回


岸田首相は、オミクロン株の国内発生を受け、航空会社に対して新たな入国日の予約を停止するように求めていたが、「正月に帰国したい日本人を帰国させないのか」というお怒りを受け、混乱を招いたとして撤回した。
日本も帰国者に対しては、帰国時発症でもしていない限り、これまで自主的な自宅隔離を基本としていた。

昨年3月、イタリアで火を噴いた新コロナ感染拡大は、ベネチアのカーニバルが開催されていたこともあり、世界中から観光客が押し寄せ、観光地のミラノあたりから感染が爆発しロックダウン。瞬く間に欧州中へ感染が拡大し、欧州各国でロックダウンを心配した日本からの観光客やビジネス客は3月10日ころから急遽、大量帰国し続けた。

その当時、加藤厚労相率いる厚労省成田検疫所では、PCR検査する試薬を汚染させ、3月12日から1週間、検査することもできず、ほとんどそのまま自宅へ帰郷させた。
3連休を前にした20日になると、それまで学校に対して休校指示を出していた安倍首相が、新学期からの休校はないと発表し、これを受け国民は桜に浮かれ大挙して観光地へ繰り出した。

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ところが、3月下旬から全国一斉に感染者が発生、休校解除どころか、4月7日の第1回目の緊急事態宣言の発令となった。ぽつぽつ発生していた武漢株から完全に欧州株にウイルスは置き換った。当然、帰国者が全国へ持ち帰ったものだ。
 
厚労省に任せている水際作戦は最初から11月26日に至るまで、若手自民党議員たちが言うようにじゃじゃ漏れ状態だった。ところが今回は違う。

韓国では、オミクロン株感染が確認されたナイジェリアから24日帰国の夫婦は、10月28日にモデルナ製ワクチンを接種完了、帰国の飛行機搭乗前のPCR検査でも陰性、帰国検疫で発症もしていないことから特段検疫は受けずスルー、仁川の自宅へ帰宅、韓国が入国者に課している入国翌日のPCR検査を25日に受けたところ陽性診断、オミクロン株が欧州で見つかり騒動になっていることから、ゲノムを解析したところ、12月1日にオミクロン株に感染していたことが判明した。

日本は、これまで、外国出国前72時間以内の検査証明書を提出して搭乗認可、しかし、それ以降、入国者全員に対しては抗原検査もPCR検査を実施していなかった。

しかし、オミクロン株では前政権までとうって変わって、
引き続き、出国前72時間以内の検査証明書を提出して搭乗認可
1、別途指定する国・地域からのすべての入国者及び帰国者に対し、当分の間、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での10日間の待機を求める。
その上で、入国後3日目、6日目及び10日目に改めて検査を行い、いずれの検査においても陰性と判定された者については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日目までの間自宅等待機を求める。

2、別途指定する国・地域からのすべての入国者及び帰国者に対し、当分の間、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での6日間の待機を求める。
その上で、入国後3日目及び6日目に改めて検査を行い、いずれの検査においても陰性と判定された者については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日目までの間自宅等待機を求める。

3、別途指定する国・地域からのすべての入国者及び帰国者に対し、当分の間、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での3日間の待機を求める。
その上で、入国後3日目に改めて検査を行い、陰性と判定された者については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日目までの間自宅等待機を求める。

それ以前に外国人の入国を停止している。
外国人に限らず、帰国者に対しても水際を信じられないほど強化している。
以上、

[ 2021年12月 2日 ]

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