アイコン 北朝鮮 豊渓里核実験場の工事再開 爆破ショーの3番坑道 新たな進入口


北朝鮮が、24日全米を覆う推定射程距離1万5千キロの「怪物大陸間弾道ミサイル(ICBM)」である「火星17」で挑発し、核実験・ICBM発射モラトリアム(一時停止)宣言を破棄したのに続き、咸鏡北道吉州郡の豊渓里核実験場の復旧作業にスピードを出していることが確認された。
米韓情報当局は、早ければ来月中旬にも核実験を強行する可能性がある有力な兆候と見ている。北朝鮮が隣国の新政権発足前に、核・ICBMモラトリアムを完全に無視する「瀬戸際戦術」に出る可能性があると懸念されている。

3番坑道につながる「近道」で工期短縮
隣国軍当局は3月27日、北朝鮮が2018年5月に海外メディアを招待して「爆破イベント」を演出した豊渓里核実験場の3番坑道で、新通路を掘削する動きが捉えられた。
爆破で崩れ落ちた坑道の入口と進入路を補修する代わりに、坑道内部への近道を作る作業が行われている。
今月初めには、3番坑道の入口に多くの人員や装備が投入され、復旧の動きが観測された。しかし、最近になってこの作業は中断され、坑道の側面から新しい通路を掘削する動きが偵察衛星によって捉えられたと軍消息筋は伝えた。

 

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米韓情報当局は、短期間に坑道の復旧を完了して核実験体制を整える動きと判断した。
また別の消息筋は、「現在の作業速度で見ると、早ければ1ヶ月ほどで復旧が終わる可能性もある」と指摘した。
早ければ故金日成主席の生誕記念日(4月15日)や人民軍創建日(4月25日)の前後に7回目の核実験を強行する可能性も排除できなくなってきている。

3番坑道の内部は、進入路を経て2路に分かれる「枝坑道」。2018年の爆破ショーで、入口から枝坑道の直前まで約100メートルの区間が崩壊したと軍は見ている。
また、坑道内部には、核実験による放射能の残骸物の流出を防ぐ約10個のコンクリート遮断壁が設置されている。
政府筋は、「北朝鮮は、これまで核実験をしたことがない3、4番坑道の中でより堅固な3番坑道を7回目の核実験の場所に選んだようだ」と指摘した。

<核・ICBM 「時間差挑発」強行の可能性>
豊渓里核実験場には4つの坑道がある。1番坑道は2006年の1回目の核実験後に閉鎖され、2番坑道は2017年の6回目の核実験の影響でほぼ破壊して使用不可能。3・4番坑道は95%以上完全に残っていると、米韓情報当局は把握している。
2つの坑道の奥にある起爆室が全く損傷していないことから、復旧後、計測装備だけ持ち込めば、いつでも核実験を再開できる状態だという。
米情報当局も、約2キロ区間の3、4番坑道のいずれも再建作業をすれば、最大200キロトン(1キロトンはTNT火薬で1000トンの爆発力)級の核実験が可能だと判断している。
これまでの北朝鮮の最も強力な核実験は、水素爆弾を利用した6回目の核実験(約150キロトン)。

北朝鮮が過去にも1~2ヶ月の間隔を置いて核実験とICBM発射を行ったことから、7回目の核実験は時間の問題という観測も流れている。
24日に北朝鮮の金正恩総書記の立ち会いのもと、火星17を発射したことが、7回目の核実験の予告篇とようだ。
北朝鮮は2012年、長距離ロケット「銀河3」発射の2ヶ月後に3回目の核実験を強行し、2016年には4回目の核実験の1ヶ月後に長距離ロケット「光明星」を発射した前例がある。
長距離ロケットとICBMは基盤技術が同じで、いつでもICBMに転用することができる。

一部では、北朝鮮が豊渓里で、正恩が昨年の初めに開発を指示した戦術核弾頭を実験するという観測も流れている。
「怪物ICBM」で米本土攻撃の脅威を誇示したのに続き、北朝鮮版イスカンデル(KN23)など短距離ミサイルに装着できる小型核兵器を完成させ、対南核攻撃の脅威まで実証する可能性もある。また、1発で複数地を攻撃できるICBMの多弾頭核化も可能にする。
以上、

もしも200キロトン以上の核実験をした場合、墓の中から爺様が激怒し、110キロしか離れていない白頭山を大噴火させる可能性もある。
前回、2017年9月の150キロトンの核実験では、M6.1の地震も発生している。

金正恩・プーチン・バイデンは性格が似ているようで最近切レまくっている。
世界は、西に東に忙しいこった。
日本には天照大御神と卑弥呼、神明神社や天磐戸神社におわす。

北朝鮮は2022年3月24日、ICBM火星17型ミサイルを打ち上げた。火星17型は最高高度6248.5キロで、1090キロを4052秒(約68分)の間飛翔したと主張した。北朝鮮が公開した火星17型は、本体の大きさだけでなく射程距離や推進力など性能が以前の火星15(ICBM)よりも大幅に向上したとされている。
エンジン推進力の向上で理論的には2トン近い多弾頭を1万5千キロ以上飛ばすことができるという分析もある。2017年の火星15号型の2基のエンジンブースターを17号型では4基にしている。平壌から米本土全域までの距離を越える。
今後、北朝鮮は、米本土の主要都市への同時多発的な攻撃が可能な多弾頭(MIRV)技術の実験に向けて、ICBMを正常角度(30~45度)で発射し、太平洋に落下させる実験に出るという観測も流れている。
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[ 2022年3月28日 ]

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