アイコン 北朝鮮のヒステリー度合い高まる


今年に入りミサイルを何回発射したのだろうか。各種弾道ミサイルが24回、巡航ミサイルが3回、数えられている。

それにしてもこれまでの発射により技術が蓄積され、なんと失敗は1回だけしかカウントされていない。ロシアの技術支援も取りざたされているが、12日に発射された巡航ミサイルは、円を描き、さらに8の字に飛行させ、2000キロ飛ばし黄海に着水したという。
その過程で中国・遼東半島上空を通り、半島先の大連上空も飛んだとされている。巡航ミサイルは50メートル前後の低空を飛行、速度も時速700キロと旅客機の巡航速度より劣り、飛行の航路ではものすごい轟音が轟いたと見られるが、中国側は何の反応も示していない。
実際どうだったのかは米軍の各種レーダーが捕捉していると見られるが、軍事機密のため開示されず不明。
中国側が北朝鮮ミサイルの領空通過を承認していたとすれば、それこそ大きな問題でもある。

 

スポンサーリンク

12日の巡航ミサイルに続き、

13日には、午後10時半ころ、初となる戦闘機10機をNLDライン付近まで南下させ、さらに2時間後の14日午前0時20分ころ計150機の戦闘機を飛ばし、最後に午前1時49分ごろには、平壌に近い順安付近から日本海に向け短距離弾道ミサイル(SRBM/高度50キロ、航続距離650キロ)1発を発射した。
さらに、北朝鮮軍は黄海側で14日午前1時20分ごろから同25分ごろにかけ黄海に向け約130発、午前2時57分ごろから3時7分ごろまで日本海へ向け約40発、計170発の癇癪弾の砲撃を実施している。
深夜に騒々しいこと極まりない。

米政権がウクライナとロシアに没頭して忙しく、中間選挙も控え、相手にしてくれないことから金正恩のヒステリー度合いが高まっているようだ。

韓国軍は最新鋭ステルス戦闘機のF35Aを含めた航空機をセオリーどおりスクランブル発進させたが、F35Aは、空対空ミサイルは搭載しているものの、25ミリ機関砲は、文政権下、米国から模擬弾=空砲弾しか購入しておらず、韓国空軍に危機感はないようだ。すでに40機も購入し実戦配備しているものの、全機が機関砲用に搭載しているのは模擬弾だそうだ。

13日から14日の動きは、2010年11月に金正恩(当時は金正日時代)が指揮したとされる延坪島砲撃事件を髣髴とさせる。当砲撃事件では170発の砲弾が撃ち込まれ、80発が島を直撃、90発は海上に落下、それでも韓国軍の砲台も直撃を受け死者4人が亡くなり、19人が重軽傷をおった。
金正恩はミサイルを持て余し戦争したくてたまらないようだ。
北朝鮮は石炭不足=電力不足に陥っている中国に対して、トンネルでも掘って輸出しているのだろうか。

1015_01.jpg
 

[ 2022年10月15日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧