アイコン 4~6月のGDP2.2%ブラス、3期連続プラス リベンジ消費牽引


内閣府が発表した4~6月までのGDP=国内総生産は、前四半期と比し、実質の伸び率が年率に換算して2.2%プラスと3期連続のプラスになった。
物価変動を除いた実質伸び率は前四半期と比し0.5%プラス、これが1年続くとした場合の年率では2.2%のプラスになる。

直前にまん延防止等重点措置が解除(3月21日までに全面解除)されたことで、外食や宿泊向けの個人消費の回復=リベンジ消費が主な要因となっている。
原油や食管制度の穀物価格の上昇を政府が市場価格を抑制させており、その効果も出ている。

内訳は、
GDPの54%前後を占める①個人投資が、外食や宿泊といったサービス消費を中心に回復し、前四半期より1.1%プラスになった。

②企業の「設備投資」は、デジタル化を進めるための投資が活発に行われたことで1.4%プラス。
③公共事業などの「公共投資」が0.9%プラス、
④「輸出」も金属製品や鉄鋼などの輸出が伸びて0.9%プラス
となった。

 

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ただ、⑤民間の「住宅投資」は資材価格の高騰などから▲1.9%マイナスと4期連続のマイナスとなった。GDP全体に対するウエイトは3~4%前後。

これを受け、15日の日経平均の午前は283円高の28,830円となっている。ブラスは予想されていたことから、それほど上昇していない。絶好の機会、東証の最大の株主の日銀や年金が買い上げようが盆休みもありそれほど上昇していない。
対ドル円は133円台、原油価格は91.22ドル(WTI)で推移している。

3四半期連続のプラス、新コロナ感染症拡大前の2019年10~12月期の水準を上回った。今後も景気の持ち直しが期待されるが、統一教会自民党(裏の支部の)大幹部の山際大志郎経済財政相は、物価や感染症の動向など回復を阻害しかねない要素に注意が必要と指摘している。

<脇道>
金のなる木の統一教会日本本部は、1976年~2010年までに36億ドル送金し、この軍資金で共和党の政治家たちに食い込み、米国でも食口を増加させる活動資金となったと報じられている。
それ以上の金額が送金されたのは韓国の総本部、次男の17歳の息子にスポーツカーを買い与える資金に費消、また長男の息子の酒・女・ヤク漬けの資金に費消、ほか天正宮など巨大施設群および鮮文大学などを建設する巨額軍資金となっている。

<天然ガス価格(欧米編)>欧米経済の停滞の懸念
ただ、米国の天然ガス価格は3月7日の露制裁から急上昇、2月28日の4.402ドルから3月7日までは4.645ドルとほとんど変わらなかったものの、6月には8,963ドルの高値をつけた。7月には米LNG施設の火災などで輸出できなくなり、その分が米市場に出回るとして5,900ドル台まで下がっていた。しかし、欧州向け輸出が再開したのか8,642ドルと再び最高値圏まで上昇している。

一方、欧州の天然ガス価格(LNG)は、ロシアがパイプラインの供給量を減らし続けており、
2月28日、93.145ユーロ
3月7日、214.555ユーロ
6月8日、79.610ユーロ
8月15日、206.110ユーロ

<日本の次の四半期のGDPは・・>
欧米の冬は11月から、暖房需要も増加し、8月の冷房用電力需要より、直接暖房用に使用する
冬は年を通して天然ガスの需要が最大化、価格も最高値に至る。

日本の都市ガス(=天然ガス)価格も上昇しているが、政府により価格調整されているようだ。
日本政府は、巨額国債残に対する金利上昇問題を抱え、これ以上インフレが加速しないように、必死になっている。そのためガソリン価格や穀物の市場価格の上昇を押さえ込んでいるもの。それは結果として国民の消費活動に好影響を与えている。国家資本主義の日本國=アベノミクス経済政策によるもの。
ただ、7月からはBA5型の猛攻、更なる値上げが目白押しになっており、新コロナに対する規制なしにイケイケドンドンの旅行ブームだが、消費低迷で相殺される可能性もある。

また、急速な欧米のインフレ退治の金利上昇は、欧米経済を冷やし、国債商品価格は下がろうが、GDPに対し一定率を擁する日本の輸出を、中国のロックダウンの成り行きも含め鈍化させる可能性もある。中国では新種の狼牙ウイルスまで発生している。
以上、


 

[ 2022年8月15日 ]

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