アイコン スーダン救出作戦 日本45人+8人退避完了 各国は・・・


日本は45人が陸路ポートスーダンに到着し、同地の空港からすでに派遣していた救援機でスーダンを脱出した。フランスの救援機でも日本人が4人が救出されており、別途4人がエチオピアやジブチに避難したという。
在留日本人は60数人とされ、53人がスーダンから退避したことになる。その後、残り8人も別途退避していたことが報告され、残留希望の1人を除き日本人全員が退避したという。

<スペイン>
スペイン外務省は23日、スーダン国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘が続く中、スーダンから自国民30人と欧州および中南米出身者70人の計約100人を軍用機で退避させたと発表した。
RSFはハルツームの国際空港を占拠しており、停戦中に空港周辺で銃撃戦があったという。
RSFは停戦、合意と共に、外国の救援機に対して(首都の)空港を利用できるようにすると発表していた。 
 
スペイン機は23日午後11時前に首都ハルツームを出発し、ジブチに向かった。アイルランドやイタリア、ポルトガルの他、スーダン人も搭乗した。

 

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<ドイツ>
 また、ドイツ軍は23日、101人を軍用輸送機で避難させたとツイッターで明らかにした。うち1機がまず、現地時間午前0時に「ヨルダンに無事着陸した」としている。輸送機A400M3機で退避を行ったという。
 軍の報道官によれば、搭乗者には他国民も含まれるという。外務省と国防省は「可能な限り、欧州連合(EU)市民やその他の国民も避難させる」としている。

<フランス>
 フランス政府高官も同日、「困難な」避難支援の末、第1便で100人以上を退避させたと発表した。
ジブチの空港関係者によると、夕方までに106人が到着、仏政府高官は、さらにもう1便が飛行中だという。仏軍は、各便に「100人」が乗っていると報告している。
  仏外務省高官によると、ジブチに到着した第1便には、英、仏、独、スイスのほか、エチオピア、モロッコなどアフリカ諸国の民間人が乗っていた。
  日本人4名も仏機でジブチに退避している。

<ギリシャ>
 一方、ギリシャ外務省は、フランスの支援で負傷者2人を含むギリシャの民間人が退避したとしている。

<イギリス>
スーダン内に英国人は、大使館員など外交官はすで避難したが、4000人ほどいると見られる英国の民間人たちは悪夢の中にいる。その中には、スーダンは元植民地であり、イギリス国籍のスーダン人も多数含まれる。

<カナダ>
スーダンにはカナダ人が1590人が滞在しており、軍用機で救出に当たるとしているが、まだ、救出された情報は出されていない。多くが取り残された可能性もある。

<米国>
米国はスーダンの米大使館に3機の大型ヘリを飛ばし、100人あまりの外交官やその家族をジブチに避難させている。
その後、民間人の滞在者の退避に向け、救出作戦を続けている。

<韓国>
韓国は救援機と特殊部隊をジブチに飛ばしていたが、スーダン在留の28人全員を退避させたという。28人はバスでポートスーダンまで行き、同地の空港からサウジ西部のジッダ空港に到着したという。

<その他>
サウジアラビアは22日、ポートスーダンから国民91人と、湾岸諸国やカナダなど12ヶ国の計66人を軍艦5隻で退避させたと発表。
ハンガリー外務省も22日、スキューバダイビングでスーダン沿岸部を訪れていた国民14人と、イタリア人や米国人計48人を、ハンガリー軍がエジプトに退避させたと発表している。

<<退避中銃撃>>
今回の各国の救出作戦で、フランスは大使館から空港へ移動中の車列が銃撃を受け、大使館に戻る事態も発生していた。

また、米国も車列が銃撃を受けたと発表している。ただ、米国は大使館内に大型ヘリを飛ばし救出しており、大使館に向かう車列が襲撃を受けたのかは定かではない。また、1回目の救出は70人あまりの大使館員やその家族であり、第2陣が襲われた可能性もある。けが人はいない。

米国務長官の仲介で、4月24日午後1時までの停戦期限は延長で両将軍が合意したとの報道がBBCにより報じられている。しかし、はっきりしたことはまだ分かっていない。これまでの3回は停戦合意しても戦闘が続いていた。一方で、外国人の救出作戦は各国が軍隊を派遣して続いている。
以上、AFP、BBC、ロイター、アルジャジーラ、NHK紙等より記事作成)



 

[ 2023年4月25日 ]

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