アイコン ウ軍反撃でザポリージャ原発最大の爆発の危機


ウクライナ軍は6月上旬反撃攻勢開始、6月下旬のロシア・ワグネル軍の反乱、それを見てロシア支配の東部と南部を分断すべく、ザポリージャ原発のあるザポリージャ州の奪還を目指し、駐留するロシア軍を攻め立て、大きく進撃している。

ただ、ザポリージャ原発(総電気出力1,000MWe×計6基)はロシアが支配しており、ウクライナが進撃を続ければ、自ずと原発地で衝突する。
同原発の安全性がすべてに優先して問題となっているのだが・・・。戦争状態では些細なことかもしれない。

ドニエプル川のカワウカダムの破壊でもウ・ロ双方が非難合戦を繰り返しラチはあかない。99%ロシアが破壊、しかし、1%はウクライナ政府の陰謀説も否定できない。当原発でもすでに非難合戦が繰り広げられており、どうなるかまったくわからない状況にある。

 

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ロシア軍にしてもワグネルの反乱で軍部は脆弱化しており、反撃に対する防衛能力は大幅に殺がれたものと見られている。そうしたことからの当原発の危機はさらに高まる。

1986年4月のチェルノブイリ原発事故では欧州のほとんど全域を震撼させた。
ウクライナ南部ザポリージャ原子力発電所をめぐり、爆発物が設置されたなどとされる問題で、ウクライナとロシア双方が非難の応酬を繰り広げて、不測の事態への警戒が続いていると報じられている。

ザポリージャ原子力発電所をめぐり、ウクライナ軍の参謀本部は7月4日、「原発の3号機と4号機の建屋の屋根に爆発物のようなものが設置されたという情報がある」と明らかにし、ゼレンスキー大統領も5日、政権幹部や軍の司令官などを招集し、原発の保護に向けて対応を協議したと明らかにした。

またウクライナ外務省は5日、SNSで「ロシアは爆発物を設置し、ヨーロッパ最大の原発が原子力事故に脅かされている。世界は直ちに行動を起こす時だ」と訴えた。

(ウクライナは大統領からして元喜劇俳優、政府には放送局や演劇関係者が政府組織を固めており、演劇学校放送部、信憑性は大本営発表ばかりで信用に乏しく、西側の軍事部門高官の発言や西側の軍事衛星や民間衛星で撮影された物象が必要)

これに先だち、ウクライナ国防省の情報機関は、ロシア側が原発から退避する動きがみられ、従業員に対しても5日までに退避するよう通告したと指摘している。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は5日、「ウクライナ政府の妨害行為による危険性が高まっていて、状況はかなり緊迫している」と述べ、主張が対立するなか、不測の事態への警戒が続いている。

米シンクタンクの「戦争研究所」は4日、NATO=北大西洋条約機構が今月11日からリトアニアで首脳会議開催を前に、ロシアが情報戦を展開し、ウクライナや欧米側に対し揺さぶりを強めている可能性があるという見方を示しているという。

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は7月5日、急遽、状況を確認するため追加の立入調査を求めていると声明を発表している。

IAEAが同原発に常駐させている専門家らによるこれまでの調査では、地雷などの爆発物の設置は確認されていないものの、ウクライナ側が「爆発物のようなものが設置されたという情報がある」とする原発の3号機と4号機の建屋の屋根、それにタービン建屋や冷却システムの一部で、追加の立入調査を行う必要があるとしている。
以上、

ドニプロ川=ドニエプル川は北方のロシア・ベラルーシュから支流が集まり本流となりウクライナに流れ込み、首都キーウを通り南下している。流域には各所にダムが設けられ発電、南部ではカホウカ湖を形成、湖幅最大は30キロ以上と海のように大きな湖となっている。
その湖のほとりにザポリージャ原発もある。同原発は専用湖を有しており、ダム破壊でカホウカ湖が干上がっても数ヶ月間は対応できるとされている。ウクライナの雨季は4~8月までだが降水量は少ない。
ロシアは窮鼠状態。余裕はまったくなく、窮鼠猫を噛む状態とも言える。何が生じるか皆目見当もつかない。すでに長期化し、政治的に利用する各国の政府はあっても、各国の市民の意識は遠退き続けている。
戦争は人権もクソもない異常になって行うもの、また異常にならなければ戦えない。
ロシアのぷっちんプーチン氏は2015年停戦合意線までまず撤退し、ウクライナもそれに合意し、今後の停戦交渉をすべきだろう。ただ、米国はそれに同調しない可能性が高い。
ゼレンスキーはトランプからバイデン次男坊の政治的関係問題の資料提出を求めたものの、訳立つ資料は送らず、ほとんど相手にもされなかった。
ところが、バイデンは2016年まで10年間の副大統領時代からウクライナに入れ込んでおり、今回の作戦では、クリミア半島も含めロシアをウクライナから完全撤退させるまで、ウクライナに資金と兵器を送り続ける。

バイデン裏主導(米裏主導)で2014年2月の親露大統領を追放するウクライナクーデターが実行されたと見られる。
ソチ冬季五輪で身動き取れないプーチン、終了直後からロシアが猛反撃、瞬く間にクリミア半島を占領された。
その恨み辛みの怨念がバイデンとゼレンスキーとを強く結び付け、バイデンが大統領になったとたん、ゼレンスキーがロシアへの刺激をエスカレートさせ続けたのも事実、そしてプーチンがぷっちんしてしまい現在がある。
早期停戦するなり、勝敗が早期決着すれば、戦争での死人は園まで以上には増えず、戦争での悲劇も新たに発生しなくなる。

 

[ 2023年7月 6日 ]

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