今朝ソーシャルメディア上で広まった画像には、ウクライナの都市ヘルソンの北東にあるノヴァ・カホフスカのダムの大規模な決壊が写っている。
ドニプロ川の水が下流のヘルソン方向に氾濫している。当局は市内の低地に住む住民に対し、できるだけ早く避難し、高台に避難するよう警告した。
ヘルソン軍地域行政長官オレクサンドル・プロクディン氏は、報告されたダムの破壊を受けて、この地域の少なくとも８つの異なる集落がすでに浸水しており、当局は地域全体でさらなる洪水に備えていると述べた。同氏は、少なくとも１．６万人が洪水の危険にさらされていると述べた。
プロクディン氏はその後、危険地域の住民はバスでヘルソンに避難し、更に首都キエフを含む国内の別の都市に移送されると述べた。
同氏は、避難列車が正午にヘルソンを出発し、南部ムィコラーイウに向かう予定だと付け加えた。

非常に大きく見える決壊の規模によっては、下流の洪水がかなりの規模になり、壊滅的なものになる可能性もある。

昨年末に行われたモデル化では、川の右岸と左岸の広い地域が浸水する可能性があることが示唆されていた。テレグラムで流れているビデオの1つは、ダムの爆発を映していると主張しているが、BBCはすでに、これは昨年１１月にウクライナ軍がダム奪還の一環としてダムの北側の鉄道を破壊したものであることを証明している。

ウクライナ軍は、ドニプロ川のカホフスカ水力発電所の「破壊の規模」を現在分析中だと述べた。
ロシアが設置した地元当局者は、砲撃により破壊されたのは発電所の上部だけで、ダム自体は破壊されなかったと述べた。（ロシア側はウクライナ軍から砲撃を受けダムの一部が決壊したと述べている）
どちらの主張もBBCによってまだ検証されていない。

ソ連時代のカホフスカ水力発電所は、ウクライナのヘルソン地方のノヴァ・カホフカ市にある。
ドニプロペトロウシクの左岸（東岸）の都市およびその他の地域は現在ロシアの占領下にある。
以上、

ロシア軍は、ウクライナ南部で、ウクライナ軍の攻勢に耐えられなくなれば、ザポリージャの原発を破壊して撤退することだろう。当然、ウクライナ軍が原発を攻撃したとの虚偽の情報を流すことになる。
戦争の現場に戦争犯罪も糞もない。狂気だけが支配している。生きるか死ぬかの状態、大統領府の椅子に座って戦っているわけではない。

ロシアにとって、ダムの破壊も一度に崩壊させれば、一時的に大きな被害を生じさせることはできるだろうが、それ以上のものではない。水が引き、すぐほとぼりも冷め、ウクライナ軍が侵攻してくる。そのためにも徐々にダムを破壊するものと見られる。
ただ、決壊場所の水圧でダム全体が一挙に崩壊する可能性もある。
ウクライナ軍の進撃に影響するだろうが、今後はウクライナの反撃の段階、壊滅的な戦いになる。死守する側も攻撃する側も壊滅に至る。

原発爆破など取り返しが付かなくなる事態の前に、一時的にも国際社会は停戦させるべきではないだろうか。
このままでは、双方とも壊滅的破壊から免れることはできないだろう。
ロシアは、ロシア版ＭＯＡＢのＦＯＡＢをロシアはまだ使用していない。
ロシアは核の使用も念頭に置いている。
窮鼠猫を噛むのは双方とも同じ立場。

Kakhovskoe Vodokhranilishche.
ウクライナを流れるドニプロ川を堰き止めて造った人造湖。 ダム上流域の数百キロの水嵩が貯水量となる。面積２１５０km2，最深点３６m，貯水量１８２億m3。 カホフカ発電所の能力３１万２千kW。

日本最大のダムは岐阜県揖斐川町の徳山ダム。
総貯水量は６．６億トン、堤体積は１３７０万m³
浜名湖２個分という日本一大きなダム。