アイコン リビア東部ダム2ヶ所決壊 町襲う 死者2千人・不明6千人の報道も


今月4日からギリシャを襲ったメディケーン「ダニエル」が、リビアへ上陸し、大被害をもたらしている。
※メディケーンは台風・ハリケーン・サイクロンと同様な勢力を拡大した熱帯性低気圧の一種で、勢力を拡大した地中海性低気圧をいう。名前もついている。

リビア東部を襲った豪雨を伴う嵐の「ダニエル」、東部ベンガジに拠点を置く「リビア国民軍(LNA)」の報道官は11日、デルナ市でダムの決壊による洪水が発生し、同市だけで2000人以上が死亡、5000~6000人が行方不明と発表した。報道官は死者・行方不明者数の根拠を示さなかった。CNNは独自に犠牲者の数を検証できていない。

ロイター通信によると、ベンガジの赤新月社はデルナで推定150~200人が亡くなったとの見方を示した。
当局によると、デルナ市の南にある二つのダムが決壊し、洪水が3本の橋を破壊、市内の一部地区を丸ごと、海へと押し流したと説明した。
リビア東部を襲う嵐「ダニエル」は先週ギリシャを襲い、大きな洪水被害をもたらした。

 

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その後、地中海を移動し勢力を強め、ハリケーンや台風のような「メディケーン」に成長した。
今後はリビア北部からエジプト北部へと東にゆっくり進み、今後2日間の同地域の降水量は50ミリに達すると予想される。通常の9月の月間降水量は10ミリに満たない。

国連リビア支援団はSNSのX(旧ツイッター)に、東部地域での悪天候による非常事態を注視していると投稿した。
外国からは支援の申し出が続いている。トルコの災害対応当局は11日、150人の捜索・救助部隊を派遣し、テント、救助車両、発電機を送ると発表した。

リビアの米大使館もXへの投稿で、国連やリビア当局と接触し、最も被害状況の大きい地域への迅速な支援方法について確認していると述べた。
以上、

リビアの内戦は米オバマ政権が吹かせたアラブの春の後遺症、春は嵐に変わりほとんど失敗している。風は吹かせても尻を拭かないのが米流。
リビアでは現在、東西で支配者が分かれており、双方に欧米各国、中東各国が、それぞれ一方を支援して対立したままとなっている。原油生産でも一定のウエイトを有している。

アフリカではモロッコで大地震が発生し、2000人以上が亡くなっている。

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[ 2023年9月13日 ]

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