アイコン 西アフリカでクーデターのドミノ現象 フランス嫌われ


中央から北アフリカにかけ、かつてフランスは多くの植民地を有し、現在でも宗主国としての権益を最大化させている。アフリカで基地を有しているのはフランスだけとなっている。
サハラ砂漠南部のサヘル地域であるニジェールはウランが取れ、たまねぎの近隣諸国への輸出国となっていた。

フランスとしてはアフリカに住むフランス人1 00万人の生命とフランス企業の権益を守るとしているが、いまや時代錯誤となっている。
フランス軍は、駐屯していたマリ、中央アフリカ、そしてブルキナファソから追い出されている。原発国フランスのウランを賄っており、今後の取り扱いが懸念されている。

アフリカは、列強時代フランス統治だった西アフリカ一帯ではクーデターの連鎖が生じている。フランスの関与と政権の腐敗が軍部の不満を募らせる結果となっている。

 

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8月のモロッコは植民地にしていたフランスとの関係が強いが、先般の地震ではイギリス等数ヶ国から救助活動の支援を受けているが、国民感情から、フランス政府の救援を拒絶している。

アフリカの紛争地帯にはロシアの傭兵部隊「ワグネル」が以前から入り込んでおり、一連のクーデターも裏で支援しているものと見られる。ただ、ワグネル崩壊後中近東や北アフリカ・西アフリカに関係していたワグネルの崩壊により、ロシアにしてもその関与を大幅に緩めるものになっているものと見られる。

ガボン(マンガン埋蔵量世界2位)
ニジェール(ウラン⇒仏×ロシア産へ移行の可能性)

<2020年代クーデター>
2020年8月、マリ軍事クーデター (旧植民地フランス)
2021年9月、ギニア軍事クーデター (旧植民地フランス)
2021年10月、スーダン軍事クーデター
(2019年4月/バシル政権終焉/元々仏⇒元英国植民地/2023年4月国軍と民兵内戦)
2022年9月、ブルキナファソ軍事クーデター(旧植民地フランス) 
2023年7月、ニジェール軍事クーデター(旧植民地フランス)
2023年8月、ガボン軍事クーデター(旧植民地フランス)

アフリカ連合(AU)
西アフリカ諸国経済共同体 (ECOMOG)

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[ 2023年9月19日 ]

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