アイコン パー券ウイルス 略式起訴の谷川弥一衆議・自民離党/来週にも辞職意向


自民党安倍派の政治資金パーティー券をめぐる事件で、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で略式起訴され自民党を離党した谷川弥一・衆議院議員が議員辞職する意向を固めたと報道されている。

自民党の派閥の政治資金パーティー券をめぐる事件で、東京地検特捜部は、安倍派の所属議員側について、池田佳隆衆議に続き、新たに大野泰正・参議院議員を政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で在宅起訴し、谷川弥一・衆議院議員を略式起訴した。

 これを受けて谷川議員は1月19日自民党を離党した。
 そして、議員辞職する意向を固め、週明けにも衆議院に議員辞職願を提出することにしている。
谷川議員は、衆議院長崎3区選出の当選7回で82歳。安倍派に所属。
建設会社「谷川建設」を創業して社長を務めたあと、1987年から県議会議員を務め、県会議長も歴任、2003年の衆議院選挙で初当選していた。
農林水産政務官や文部科学副大臣、衆議院の文部科学委員長などを歴任した。
なお、2022年7月に政界を引退した金子原二郎元農水大臣(79歳/現役当時は岸田派)とは姻戚関係にある。

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ただ、谷川氏(当時自民党県連会長)と金子氏は2022年2月の長崎県知事選で、それまで支援してきた(当時)知事を支援せず、新人を擁立して当選させた。
しかし、当の現知事と選挙出納責任者および選挙コンサル会社は、現在、自民党を震撼させているパー券問題を東京地検に告発した上脇神戸学院大学教授と元東京高検検事の郷原弁護士から、公職選挙法違反(買収)容疑で、長崎地検に告発されている。さらに別の2団体からも長崎県警に告発されている。
谷川氏と金子氏の両国会議員(当時)は新人を擁立したものの、選挙の実務参謀を送り込まず、選挙の基本も伝授しなかったようだ。もしもの場合は連座制が適用される可能性が高い。
長崎政界のドンのご両人は最期まで茶を濁しているようだ。

また、在宅起訴された大野泰正・参議院議員は自民党を離党した。
大野議員は参議院岐阜選挙区選出の当選2回で64歳、
「政治は義理と人情だ」、「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」という格言を言い放った大野伴睦氏(過去の自民党の大物)の孫。

なお、衆議院の任期満了は2025年10月、そのため長崎3区では今年4月第4週の日曜日に補欠選挙が行われる可能性がある。ただし、当選しても前任者の任期満了予定まで、衆院が解散しない限り2025年10月までとなる。
金子参議は政界を22年7月引退したが、23年10月の衆議長崎4区の補欠選挙で息子(国会議員3代目)を見事当選させている。谷川衆議の後継は・・・・。
中央も田舎もお坊ちゃまたちばかりが目立つご時世。

 

 

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[ 2024年1月19日 ]

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