トランプ政権内は喧嘩状態 マスク対ナバロ
不買運動まで発生し天下の嫌われ者となったトランプ政権下「政府効率化省(DOGE)」の責任者となったマスクが軌道修正した。
原因は、マスクが政治色丸出ししたことにより、テスラ車の販売が落ち込み、マスクは早ければ5月にもDOGEを退任して、事業に専念すると見られている。
マスク氏は調子の乗りこれまでにトランプの先兵隊長になり、ドイツやフランスの政治にちょっかいを出し、欧州でのテスラ車販売の大不振の原因となっている。
マスクは4月5日、イタリアの右派「同盟」の会合にオンラインで参加し、「欧州と米国がともに関税ゼロの状況に移行し、欧州・北米間に事実上、自由貿易圏を形成するのが理想的だと思う」と述べ、これまでから大きく軌道修正した。
しかし、この発言に噛み付いたのがナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当/トランプ1政権でも重鎮)、ナバロ氏は7日、「ホワイトハウスの皆も含め、テスラ社は自動車メーカーと思っていようが、他国から輸入する部品に依存する『自動車組み立て業者』」だとコキ下ろした。
マスクは当面ナバロを相手にしないだろうが、DOGE退任後はXを使い個人攻撃する可能性も高い。マスクの恨み辛みの怨念は、トランプと共通するものを持っている。
マスクはDOGEで権力を振りまき、各省庁の長官に断りなく、職員を退職させようとしたが、国防総省と国務省の長官はマスクの通知を無視するように職員に伝達、結果、ホワイトハウスの会合でルビオ国務長官らと喧嘩状態、仲裁したトランプ氏は、「DOGEは各省庁への助言機関」だとマスクの権限を大幅に後退させていた。
マスクの本質の表面化だろうが、民主党支持から最右派支持へ急展開、それも過激になる一方だった。それに対して、テスラ車の不買運動が全米で行われ、イタリアではテスラ車の焼き打ち事件、テスラのドイツ工場も青ペンキ事件が発生、今年になり、欧州では前年比半分以下の極端な販売不振に陥っている。





