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あ~あ~新年早々、こんなアホみたいな連中のおかげでせっかくのおめでたい新年が台無しだ。
正月には大阪から送ってきた本場のキムチまで食べて正月を祝ったというのにだ。

ここは珠玉のブログ(農と島のありんくりん)でも読んで気分直しでもしましょう。

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移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

2019年1月 4日 (金)

韓国、日本が威嚇飛行をしたと謝罪要求

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改めまして、今年も宜しくお願いいたします。

今年もこのテーマからの開始となります、やれやれ、今度は韓国が射撃管制レーダー照射で日本に謝罪要求です。

え、私も初めは、おいおい、河野さん、そこまで今やっちゃ行き過ぎでしょうと思ったら、なんと韓国政府「が」、日本政府「に」です、ぶ、はは。

「ソウル時事】海上自衛隊のP1哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた問題で、韓国国防省報道官室は2日、声明を出し、哨戒機が「人道的な救助活動中だったわが国の艦艇に対し、威嚇的な低空飛行をした」として、謝罪を要求、実務協議の開催を呼び掛けた。

 また、「わが国の艦艇は哨戒機に(火器管制用)追跡レーダー(STIR)を照射しなかった」と重ねて否定。「日本はこれ以上、事実を歪曲(わいきょく)する行為を中止すべきだ」と主張した。韓国国防省が日本への謝罪要求という強硬対応に転じたことで、日韓間の対立が一層深刻化し、防衛協力全般に影響が及ぶ懸念も出てきた。

 声明は「日本側が公開した動画に見られるように、友好国の艦艇が公海上で遭難漁船を救助している状況で、日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたこと自体が非常に危険な行為だ」と指摘した。

さらに、「韓日国防当局間で事実確認のため、実務協議を継続するという合意にもかかわらず、日本は動画を公開し、高官までテレビのインタビューで一方的な主張を繰り返している」と批判、「深い遺憾の意」を表明した」(時事1月2日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010200308&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

 ちなみに、日本は韓国に謝罪要求など出していません。

日本がしているのはあくまでも事実の照会と、せいぜいが再発防止ていどのことです。

自動車事故でいえば、こんな感じでしょうか。

公道で幅寄せをされたので「危ないまねはしないで下さい」と言うと、いきり立ってあーでもないこーでもないと言い訳したあげくが、ドライブレコーダーの映像をみせられるとブチ切れて゛「お前が悪いんや。お前こそ謝れ」というわけです。 チャンチャン♪

これでもう、ノーリターンですね。お互いに出るところに出て決着をつけるしかなくなりました。

困りましたね。韓国や日本とも同盟関係にある第三者的な国と言えば、米国しかないでしょうから、ご仲介願うしかないでしょう。

となると、適任はハリー・B・ハリス駐韓米国大使しか思い至りません。
ハリー・B・ハリス・ジュニア - Wikipedia

ハリスさんは今は大使をしていますが、つい先日までは200隻の艦船と600機の航空機を指揮下におく米太平洋艦隊司令官でした。

その上に、実戦経験も持つP-3C哨戒機のパイロットで、「グレイ・アウル」という現役最古参の海軍飛行士官のタイトル保持者でしたから、なまじの外交防衛関係者より詳しいのではないでしょうか。

下のようなフォースターのついたフライトスーツを着た執務姿もあります。さすが様になっています。

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ハリー・B・ハリス駐韓米国大使http://tamionet.com/blog/2014/03/commander/

さて、韓国が証拠映像まで出すと言っているのが、「異常接近」です。

どのような航空機の行為が「異常接近」なのか、具体的に検証してみましょう。

この常習犯はロシアと中国で、たびたび米海軍の艦船や電子偵察機に異常接近をしています。

今回のような艦船と航空機の異常接近としては、2015年5月31日、黒海でのロシア機による米艦艇への異常接近があげられます。

「【6月2日 AFP】米海軍は1日、ロシアのSu24戦闘爆撃機が黒海(Black Sea)を航行中の米軍艦艇の針路を変えさせたという報道は不正確だとして、その時に撮影された動画を公開した。

動画には遠方から飛来したSu24がミサイル駆逐艦ロス(USS Ross)の近くを飛び去っていく様子が捉えられていた。

ロシア軍機は高度約180メートルで飛行し、ロスから約500メートルにまで接近した。

このほかにも数機のロシアの爆撃機が駆逐艦ロスから見える位置にいたが、ロスとの間に通信はなかった。

このような動画の公開はまれだが、米国防総省のスティーブン・ウォレン(Steven Warren)報道官は記者会見で、米海軍はこの件の報道に満足しておらず、事実を正確に伝えるため動画の公開を決めたと述べた。

ウォレン報道官は、駆逐艦ロスの近くにいたロシア軍機はどれも非武装で、米露いずれの側も敵対的な行動は取らなかったと説明。「今回のケースは艦艇の付近を航空機が通過したにすぎない」と述べた」
http://www.afpbb.com/articles/-/3050520

この異常接近は米国側によって逐一撮影されて、公開されています。

映像には、ロシアSu24が駆逐艦ロスに攻撃態勢から超低空飛行した時の模様が収められています。
USS Ross in the Black Sea: May 30, 2015

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JSF様による https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20181230-00...

この事件に際して、米国が米艦艇の進路を変更させられた発表したために、怒ったプーチンは更に行動をエスカレートさせました。

翌年2016年4月16日、バルト海公海上で、駆逐艦ドナルド・クックにロシア軍Su24攻撃機がわずか9mまで異常接近を行っています。 

連続写真でみると、いかにすさまじいことをしているのかわかります。
International Waters: Russian Su-24 aircraft flies past USS Ross in Black Sea

これが艦艇に対しての航空機の異常接近による威嚇飛行です。
これらの威嚇飛行には、いくつか共通した特長があります。

まず、艦艇に対する接近方法が実際の航空機による艦艇攻撃のパターンに似ていることです。

レーダーに捕捉されないように低空から侵入しますから、おそらくこの高度では三次元レーダーには写らずに、目視で確認しているものと思われます。

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以下3枚http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/521.html

艦艇近くで、ミサイルを発射するように急上昇をかけて艦艇脇すれすれを抜けていきます。

つまり今はミサイルこそ搭載していないが、その攻撃パターンそっくりな飛行をすることて、次はホントにやるからなと脅しているわけです。

この時の距離は9mで、いつ衝突してもおかしくない距離です。

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そして艦艇脇から上昇をかけて飛び去りますが、この時ロシア軍機は実に12回もこれを繰り返したそうです

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米国はこの時に射撃管制レーダーを照射したかどうかは明らかにしていませんが、たぶんしていないはずです。

というのは目視すれば、ロシア機が対艦ミサイルや爆弾の類を搭載していていないのが明らかで、攻撃の意志がないと判断できるからからです。

射撃管制レーダーを照射する「権利」は仕掛けられた米側にはあるわけですが、そんなことをすると模擬が模擬では済まなくなります。

しかし、米国がこの映像を公表に踏みきったのは、こんな「攻撃もどき」(模擬攻撃)であっても、緊張した海域ではほんとうの攻撃だと誤認してしまう可能性が高いからです。

それにつけても、韓国海軍のマンパワー、特に指揮官クラスのレベルの低さです。

今回の韓国側の対応は国防部のお粗末さもさることながら、後先を考えずに射撃管制レーダーをぶっ放すような無節操ぶり、問い合わせに答えておけば大事にならなかったのに応答しないという非常識かげん。

こんなていどで虎の子のイージス艦艦長が務まるというのですから、いかに人材の層が薄いのか分かります。

これは韓国が基本は陸軍国で、沿岸にへばりついていた海軍が外洋にやっと出られるようになったのがこの十数年だからです。

こんな短期間にイージスは持ちたい、空母もどきは欲しい、果ては戦略原潜も作りたいというという欲を張るから、こんなことになります。

いきなり「独島」なんて空母もどきを作らずに、こつこつと駆逐艦作りを地道に学び、有為な青年将校は外国の海軍士官学校で学ばせることです。

それを3代、4代続ければ、少しはましなものになります。海軍は百年単位で作るものなのですよ、コリアさん。

海自が軍艦旗にこだわる理由など韓国海軍にはとうていわからないでしょうが、百年の伝統の上に今があるということを大事に思うか、思わないかの違いなのです。

それはさておき、高度うんぬんの前に攻撃態勢をとっているのかどうかが問題なのです。

防衛省は韓国がどう言ってくるのか予想したように、このような資料を出しています。
防衛省HPhttp://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/28z_1.pdf


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威嚇飛行とは、上図にあるように低空で航過するとか、急降下で襲撃姿勢を見せたり、あえて高音や大音響を出すことを指します。

いうまでもなく、海自P-1は横を航過しただけで、攻撃とまちがわれるような行為は一切していません。

このような飛行を観測飛行と呼びます。


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 この航過時のクルーの会話にも、「ただいま真正面を通過した」と言っている声が記録されています。

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海自哨戒機の飛行は典型的な観測飛行であって、韓国側の「威嚇的な低空飛行をした」というのはいいがかり以外の何者でもありません。

ちなみに,、キューバ危機の時の米軍哨戒機はこんなかんじで観測飛行をしています。

高度150メートルは軍用機では低いなんて韓国は言っているそうですが、はて、この写真を見てからもそう言えますかな。

そもそも先に述べたように、まずもって高度そのものが問題なのではなく、攻撃態勢にあったか、並行で飛行して害意があったか否かが問われるべきなのです。


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P-1は高度においても、航空法174条、81条の定めどおり、「広い水面において地上または水上の人または物件から150m以上の高度をもって飛行する高度」を保っていました。

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これは国内における航空法は当然、国際法上もなんら問題がある高度ではありません。

なお韓国はこんなことを言っているそうです。

「民間組織、韓国国防安保フォーラムのムン・グンシク氏は「威嚇飛行であり、艦艇に向けた自殺攻撃も可能な距離だ」と述べ、「いかなる理由で低空飛行を敢行したのか責任を問い、謝罪を受けなければならない」と主張した」(時事12月31日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018123100088&g=pol

あのね、コリアさん。P-1は4発の大型機なの。しかもピカピカの新鋭機でお高いの。

たしかにハープーンやマーベリックなどの対艦ミサイルは搭載できるけど、あれは目と鼻の先で撃つもんじゃないの。

今回みたいに射撃管制レーダーに捕まったら、ほぼ100%撃墜されるから、はるか遠くの韓国の対空ミサイルの射程外(スタンドオフ)から撃つの。

それを「神風攻撃」(いつの時代だつうの)に使うわけないっしょ(爆笑)。熱計って、お薬もらってくださいね。お大事に。

すでに映像記録は提出済ですが、更に資料が欲しいのならば高度計記録をだせば良いと思います。

射撃管制レーダーの受信記録は、韓国などには北や中国に漏れるので危なくって見せられませんが、米国になら見せてもいいかもしれません。

一方、韓国政府におかれましては、映像を出すと言っているそうですから、艦艇から撮影した動画、写真、レーダー記録、CIC(戦闘指揮所)における指示命令記録、航海日誌などの資料を開示されることを望みます。

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[ 2019年1月 4日 ]

 

 

 

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