アイコン 経済特区福岡市 天神ビッグバンに続き、博多コネクティッド始動

 

 

福岡市は、近くて便利な福岡空港がある関係から、市中心街は高度制限が敷かれ、長い間、昭和20年代後半に建築された老朽化したビル群が建ち並んでいた。
福岡市が平成26年3月、経済特区に認定され、福岡市は、天神地区の高度制限や容積率を見直し、現在、大規模な「天神ビッグバン」が動き出し、すでに明治通りを中心に多くのビル群が改築中で、今後も天神角の西鉄ビルとコアビルの一体再開発、大名小学校跡地再開発、イムズビルの再開発などまだまだ目白押しとなっている。

一方、博多駅周辺は、昭和38年(1963年)12月に祇園町から現在地に博多駅が移転、それから地域一帯が大改造された。駅前のビル群も昭和40年代(1970年代)に竣工し、すでに老朽化しており、すでに駅周辺では改築物件も目立つようになってきている。

しかし、そこにも天神地区より博多駅は福岡空港に近く、高度制限や容積率が立ちはだかっていた。
福岡市は特区を活用し、容積率の特例制度を導入、高度についても国交省と交渉の上決定する方法を採用して、1月4日、天神地区に続き、博多駅周辺の大改造に取り組むべく「博多コネクティッド」を始動させた。

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先の市長選では高島市長が、博多駅から築港のウォーターフロント地区(クルーズ船の寄港日本一の博多港)までの区間でのロープウェー構想を公約にしていたことから、早期に完成させるものと見られる。

2019年の福岡市は、G20開催(シーホーク)、ラクビーWC福岡会場(博多の森球技場)開催も予定されている。元気IN福岡。

1、「博多コネクティッドの概要」
博多駅の周辺では、2011年の九州新幹線開業と合わせて駅ビルを大改築して賑わいを見せる一方で、九州の陸の玄関口として更なる発展が期待されている。
このため、地下鉄七隈線延伸や博多駅前通り再整備など,交通基盤の拡充とあわせ、容積率などの規制緩和により、耐震性の高い先進的なビルへの建替えや歩行者ネットワークを拡大するとともに、歴史ある博多旧市街との回遊性を高めることで、都市機能の向上をはかり、この「博多コネクティッド」を、ハード・ソフト両面から取り組んでいくことで、多くの人が訪れる九州の陸の玄関口である「博多駅」の活力と賑わいを、さらに周辺につなげていく。

2、対象エリア
博多駅から半径約500m,約80ha

3 主な誘導策
・福岡市独自の支援制度等:福岡市都心部容積率特例制度
:ビルへのテナント優先紹介
:行政によるビルのPR
・国の支援制度:特定都市再生緊急整備地域(金融支援,税制優遇など)
・国家戦略特区関連 :国家戦略道路占用事業
※ 航空法の高さ制限の承認については、計画毎に周辺の既存物件の高さを踏まえ、国交省との相談となる。

詳細は福岡市のリリースを
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/

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[ 2019年1月10日 ]

 

 

 

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