アイコン 低迷する中国市場の影響は・・・家電7社、弱電6社の決算予想

 

 

村田製作所では、車両の高機能化が進み、一台あたりのコンデンサの搭載数が増加し、業績を牽引しているという。
今年は制度的にEV元年となる中国、計算上は今年270万台あまりがEV+PHVになると予想される(10%に達しないメーカーはペナルティ)。
EVが増加すれば、車載用を展開している電子部品業界は、スマホの落ち込みをカバーできる。ただ、日本電産のパワステ用モーターは、販売台数に比例することから、昨年7月からの中国の自動車販売台数減の影響を大きく受けている。
TDKの業績はICT用二次電池が牽引、サムスンSDIなどライバルが多い中、実績を積み上げている。

スマホは、中国市場では中国勢が席巻、かつて中国市場で№1だったサムスン電子はギブアップ状態(市場シェア0コンマ)、
アップルの中国は、景気低迷のおり高価格帯にシフトし過ぎて、買い替え期間の長期化、機能的にそん色ない安価な中国勢に客が移動している。
自動車では米国系メーカーは市場の売上台数減少率より大きく減少しているが、貿易戦争における米国系自動車不買が生じている。
スマホでも同じ減少が生じている可能性が大。

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中国勢スマホメーカーは、嫌われている米国を避け、アジア・欧州へと展開急、これまでサムスンの牙城だったインドもすでに小米が攻略している。今後も両市場を攻略し続けるものと見られる。
5Gに関しては、ファーウェイが全体の28%の特許件数を有し首位、他社メーカーは相互利用契約するしかない。スマホなり、通信・中継機器なり5Gで一番進んでいるのは同社であり、それも安価に提供することから、ファーウェイ包囲網は金持ちの先進国しか加担しない。それでもファーウェイへの影響は大きくリストラの話も出ている。

スマホは、生産基地が中国であり、世界市場の4割以上を中国勢が占めており、中国の景気低迷は直接影響してくる。
車載用電子部品は、EV用二次電池同様、今後急展開、中国経済の低迷もEVに限っては国の政策により影響受けず、また、自動車メーカーは欧米と東アジアに分散しており、受注すれば、継続することから大きくい。自動運転車用のセンサーや電子部品は今後、花を開かせ続ける。

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<日本企業への影響>

 

19/3期 電機7社の決算予想(東芝除く)
 
 
売上高
営業利益
最終利益
 
連結
億円
前比
億円
前比
億円
前比
 
日立製
18/3期
93,686
2.3%
7,146
21.7%
3,629
57.0%
前予
94,000
0.3%
7,500
4.9%
4,000
10.2%
19/3予
94,000
0.3%
7,500
4.9%
2,900
-40.9%
ソニー
18/3期
85,439
12.4%
7,348
154.5%
4,907
569.7%
前予
87,000
1.8%
8,700
18.4%
7,050
43.6%
19/3予
85,000
-0.5%
8,700
18.4%
8,350
70.1%
パナソニック
18/3期
79,821
8.7%
3,805
37.5%
2,360
58.0%
前予
83,000
4.0%
4,250
11.7%
2,500
5.9%
19/3予
81,000
1.5%
3,850
1.2%
2,500
5.9%
三菱電機
18/3期
44,311
4.5%
3,186
18.0%
2,718
29.2%
前予
45,100
1.5%
3,050
-6.9%
2,400
-6.2%
19/3予
45,000
1.3%
2,850
-13.0%
2,250
-12.0%
富士通
18/3期
40,983
-0.8%
1,824
55.4%
1,693
91.4%
前予
39,000
-4.8%
1,400
-23.3%
1,100
-35.0%
19/3予
39,000
-4.8%
1,400
-23.3%
1,100
-35.0%
NEC
18/3期
28,444
6.7%
638
52.6%
458
68.0%
前予
28,300
-0.5%
500
-21.7%
250
-45.5%
19/3予
28,300
-0.5%
500
-21.7%
250
-45.5%
シャープ
18/3期
24,272
18.4%
901
44.3%
702
-
前予
26,900
10.8%
1,120
24.3%
900
28.2%
19/3予
25,000
3.0%
1,070
18.7%
900
28.2%
19/3期決算予想は第3四半期決算発表時のもの。
 
・前予は前回予想、前比は前期比
 
電機7社の第3四半期決算 特記事項
 
 
伸び率減少、減収減益の主要因
 
日立製作所
中国:高機能材料、オートモティブシステム減、英原発減損
 
ソニー
中国:スマホ・FA用・監視カメラ用不振によるCMOSセンサー減
 
パナソニック
中国:産業用モーター、スマホ部品不振
 
三菱電機
中国:産業メカトロニクスや電子デバイス不振
 
富士通
事業再編、PC事業譲渡損
 
NEC
売上高、営業利益は前期並み
 
シャープ
IOTデバイスとディスプレイが減
 

 

19/3期 弱電6社の決算予想
 
売上高
営業利益
最終利益
連結
億円
前比
億円
前比
億円
前比
京セラ
18/3期
79,821
8.7%
3,805
37.5%
2,360
58.0%
前予
83,000
4.0%
4,250
11.7%
2,500
5.9%
19/3予
81,000
1.5%
3,850
1.2%
2,500
5.9%
村田S
18/3期
13,718
2.3%
1,621
21.7%
1,460
57.0%
前予
16,200
18.1%
2,750
68.4%
2,100
43.8%
19/3予
変らず
日本電産
18/3期
14,880
24.1%
1,676
20.3%
1,314
18.4%
前予
15,750
5.8%
1,900
13.3%
1,450
10.3%
19/3予
14,500
-2.6%
1,450
-13.1%
1,120
-14.4%
TDK
18/3期
12,717
7.9%
856
-59.0%
634
-56.3%
前予
13,400
5.4%
1,000
16.8%
700
10.3%
19/3予
13,700
7.7%
1,100
22.6%
800
26.1%
アルプス
18/3期
8,583
13.9%
719
62.0%
473
35.7%
前予
8,745
1.9%
600
-16.6%
375
-20.9%
19/3予
8,520
-0.7%
500
-30.5%
240
-49.4%
ローム
18/3期
3,971
12.8%
570
79.1%
372
40.9%
前予
4,200
5.8%
620
8.8%
500
34.2%
19/3予
変らず
19/3期決算予想は第3四半期決算発表時のもの。
・前予は前回予想、前比は前期比
19/3期 弱電6社の決算予想・特記事項
 
特記事項
京セラ
車載用増、スマホ向け減少、ソーラー大幅減
村田製作所
車載用コンデンサが大きく伸びる
日本電産
HDD用モーターなど減少
TDK
ICT用二次電池急増
アルプスアルパイン
スマホ用落ち込み
ローム
半導体素子が車載用に増進
 

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[ 2019年2月 7日 ]

 

 

 

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