アシックス 12月決算 ▲203億円の赤字露呈
昨年初めロイターがアディダスの次はナイキだと記載していたが、マラソン・ジョギングにVAPORFLY4% FLYKNITが大当たりしているようだ。
アシックスは、専門性の高いシューズを得意としているが、一方で安物も販売している。ヨネックスを真似たのか、アシックスが早かったのか、今ではビジネスシューズにも展開している。
やはり、自ら宣伝しなくとも、マスコミが取り上げてくれるシューズの開発が必要ではないだろうか。
世界の著名な各種スポーツ選手とアドバイザー契約し、当該のスポーツ界には浸透しているが、そうでない人たちはいくらでもいる。また、ファッションで取り入れたり、日常のシューズにしている人、飾ったりする人もいる。今の世代、車に乗らぬ分、シューズなどに使うお金はハンパではない。
ここまで大きな売上高を誇っていることから、
新機能・高品質・新デザイン3拍子揃ったシューズも各種スポーツや目的ごとに必要ではないだろうか。
また、日本には3000万人も外国人観光客が押し寄せている。日本でのCMキャンペーンは、国内販売、インバウンド、海外販売に効果が出ると思うが・・・。
退院したら復帰できる、できないに関係なく池江選手と契約して、健康な姿をCMで披露してもらったらいかがだろうか(ミズノだが、スイムに限定されているはず)。
人気・ルックス・清潔性・若さを兼ね備えた俳優やアスリートを起用した日本でのCMが少ないようでならない。
なお、2018年12月期は構造改革費用や減損処理の特別損300億円前後計上したため、最終利益は大きな赤字となっている。
気になるのは、ここ数年、営業利益率が落ちてきているのに、適切な対策が採られ、実行に移されていたのか・・・。
アシックス 2018/12期決算内訳
|
||||
|
売上高
|
営業利益
|
||
/百万円
|
売上高
|
前期比
|
営業利益
|
前期比
|
日本
|
118,250
|
-1.0%
|
4,035
|
-31.4%
|
米州
|
90,295
|
-13.5%
|
-4,012
|
(2360黒)
|
欧州
|
105,683
|
-0.6%
|
5,099
|
-40.2%
|
豪・東南アジア
|
27,155
|
0.7%
|
3,685
|
-9.2%
|
東アジア
|
53,358
|
8.2%
|
5,381
|
5.6%
|
その他
|
9,283
|
4.0%
|
-259
|
(-253赤)
|
調整
|
-17,362
|
|
-3,414
|
|
計
|
386,662
|
-3.5%
|
10,515
|
-46.3%
|
商品分類別販売高 18/12期
|
||
分類
|
/億円
|
構成比
|
パフォーマンスランニング
|
1,705
|
44.1%
|
スポーツスタイル
|
394
|
10.2%
|
コアパフォーマンス
|
429
|
11.1%
|
オニツカタイガー
|
427
|
11.0%
|
アバレル・エクイップメント
|
451
|
11.7%
|
その他
|
460
|
11.9%
|
合計
|
3,866
|
|
アシックス
|
|||||
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
←率
|
経常利益
|
当期利益
|
15/12期
|
428496
|
27448
|
6.4%
|
22533
|
10,237
|
16/12期
|
399,107
|
25,472
|
6.4%
|
23,408
|
15,566
|
17/12期
|
400,157
|
19,571
|
4.9%
|
21,738
|
12,970
|
18/12期
|
386,662
|
10,515
|
2.7%
|
8,763
|
-20,327
|
18/17期比
|
-3.4%
|
-46.3%
|
|
-59.7%
|
赤転
|
19/12期予
|
390,000
|
12,000
|
3.1%
|
10,000
|
5,000
|
19予/18比
|
0.9%
|
14.1%
|
|
14.1%
|
黒転
|