アイコン 北朝鮮迎賓館「百花園」所長を街角で公開処刑 「血の風」

 

 

韓国の文在寅大統領夫妻が平壌首脳会談の際に滞在した北朝鮮の迎賓館「百花園招待所」の所長が昨年12月、不正腐敗の罪などで公開処刑されていたことが11日までに分かった。
金正恩委員長が、昨年末から強調している「腐敗との戦争」の一環だと解釈されている。

このほかにも最近、労働党や北朝鮮軍の幹部など多数が粛清され、平壌の雰囲気はざわついていると伝えられている。

百花園招待所の所長は昨年10月、労働党組織指導部の検閲で不正が発覚した。
同招待所は、金正恩一家や指導部の警護を担当する護衛司令部所属で、所長は大佐クラスの人物。
検閲の結果、所長の家から米ドルで300万ドル(約3億3000万円)が発見された。招待所に勤務する女性たちとのスキャンダルも罪名に加えられた。
平壌のある街角で執行された公開処刑には、護衛司令部や北朝鮮軍関係者、労働党や内閣の幹部らが出席したという。

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百花園招待所は、北朝鮮を訪れる国賓クラスの人物の宿舎として使用されてきた。
2000年に金大中大統領、2007年に盧武鉉大統領、そして昨年、文在寅大統領が首脳会談のため訪朝した際、それぞれ宿舎として使用した。
また2000年に米国のマデリーン・オルブライト国務長官、2002年に小泉純一郎首相もここに滞在した。

北朝鮮は、昨年の文大統領訪朝前、百花園招待所をリニューアルしたと伝えられている。所長の不正は、この過程で起こったという。
「百花園招待所の修理費用として巨額の請求書が上がってくると金正恩は怒り心頭だったという。
工事費の着服があったかどうか、徹底して検閲せよという指示が下り、組織指導部の検閲へとつながった」と語った。

また、別の消息筋は「百花園招待所は、金氏一家の経済活動に必要な資金を担当する『錦繍山議事堂経理部』から物資の優先供給を受けるので、その分、不正もひんぱんにある」と語った。
さらに、この件とほぼ同じ時期に、内閣所属の幹部3人も不正腐敗の罪で処刑されたといわれている。

昨年12月には、党組織指導部の検閲が行われ、護衛司令部の高官が粛清された。北朝鮮制裁の長期化により権力内部に動揺があることから、軍紀引き締めの性格を帯びた「血の風」が吹いている。
以上、朝鮮日報参照

日本も含め外国の政治家が北朝鮮を訪問する際には、必ず貢物が必要だとされ大枚が渡る。額が大きいほど上層部と会える。委員長だとそれこそ最高額。
昨年から韓国や米国が何回も訪問しており、ドル紙幣でもあり、どちらかの国が渡した可能性は否定できない。理由などどうにでもできる。

 
[ 2019年2月12日 ]

 

 

 

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