アイコン 米韓合同演習すべて中止 米軍韓国撤退への準備か

 

 

トランプ米大統領は、米韓合同演習を中止することにつき、単に金銭の問題としているが、韓国ではそうは捉えていないようだ。

来年か再来年には、朝鮮戦争の李承晩政権時代から続いた戦時作戦統制権が、完全に米軍から韓国軍に返還され、韓国にあって、米軍は戦時になれば韓国軍の指揮下に編入されることになる。しかし、米軍が他国軍の指揮下に入るなど歴史上ない。

韓国駐留米軍の今年の負担金交渉は昨年から始められ、今年に入り2月やっと11回目で妥結した。大騒ぎしたトランプであったが結果は微増で落着した。ただ、これまで5年契約であったものが、米国は1年契約として妥結させている。
毎年引き上げられようが、いつまで米軍が韓国に駐留するかは皆目見当付かない状態。

こうしたことを踏まえ、昨年2月、側近と言い争いまでした駐留米軍の撤退は、金銭面だけではなく、文政権とトランプ政権の北朝鮮政策に対する大きな相違・対立が表面化してきており、撤退も現実的な問題として浮上してきている。

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左派従北社会主義政権の文政権の本音は、米軍にお引取り願いたいとしいうことだろうが、いざとなったら、米軍の撤退要請を発表する可能性も数%あり、北朝鮮政策の支持率しだいでは大きく上昇する可能性もある。

<本文>春夏の米韓大規模軍事演習を中止
韓国が5月27日から30日までの4日間、官・民・軍が参加する新たな形態の「乙支太極演習」を初実施する計画だと政府関係者が6日伝えた。
毎年8月に韓米両軍の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)に合わせて実施されてきた韓国政府の演習「乙支演習」を、通常5月に行う韓国軍単独の指揮所演習「太極演習」と統合する。これに伴いUFGは廃止される。

<夏演習中止>
韓国政府は昨年7月、「最近のさまざまな安全保障情勢と韓米合同演習の猶予(一時中止)方針に従い、今年(2018年)計画していた政府の乙支演習の暫定猶予を決定した」と発表した。
さらに、「韓国軍の単独演習である太極演習と連携した、官・民・軍による新たな形態の『乙支太極演習』モデルを開発する」としていた。

乙支太極演習は、外部からの武力攻撃を撃退する軍独自の作戦遂行能力を培うだけではなく、テロや大規模災害への対応などを含む包括的な安保概念が適用されることになる。
 乙支演習は、1968年1月に北朝鮮の武装ゲリラが青瓦台(韓国大統領府)を襲撃しようとソウルに侵入した事件を機に始まった政府の軍事支援訓練だった。

国家危機管理、国家総力戦対応力を総体的に点検する訓練で、市・郡・区以上の行政機関、公共機関・団体など約4000機関の48万人余りが参加する。政府最大の有事対応訓練となる。
太極演習は、軍合同参謀本部の主導で戦区作戦遂行能力を育て、合同戦力と部隊構造発展の必要性を確認する定例の戦区級指揮所演習。
1995年に実務級の演習として始まり、翌年に「鴨緑江演習」、2004年に太極演習と名称を変更してきた。
UFGは、1954年から在韓国連軍司令部が主管してきた演習「フォーカス・レンズ」を76年に乙支演習と統合し「乙支フォーカス・レンズ」(UFL)として始まり、2008年にUFGに名称変更した。
UFGは、韓国政府の演習との統合から43年、名称変更から11年で廃止となる。
韓米はこれに代わり、「19―2同盟」または別の英語名称で、規模を縮小した新たな形態の訓練を行うことを検討している。

<春演習も中止>
一方、米韓の軍当局は今月3日、毎年春に実施する合同指揮所演習「キー・リゾルブ」と合同野外機動訓練「フォールイーグル」を今年から行わないと発表した。
UFGを含め、三つの大規模な定例合同演習が、今年そろって廃止され、それぞれ大幅に規模を縮小し、別の名称の訓練に代替される。
以上、

文政権になり、陸軍は積弊清算により、完全に冷や飯を食わされ続けている。

 

韓国軍 現有総兵力
 
人数
備考
陸軍
500,000
22年まで11.8万人減
空軍
65,000
 
海軍
70,000
 
 うち海兵隊
29,000
 
小計
635,000
22年までに50万人に減員
予備役
3,800,000
 

 

 
[ 2019年3月 6日 ]

 

 

 

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