アイコン 韓国婚姻=結婚件数 1972年以降最低 失業率の高さを反映

 

 

昨年、韓国では#MeToo.運動が吹き荒れた。男性不振、性暴力、訴えても裁かれない男性社会。
韓国では、隠しカメラでの盗撮が横行しており、学校や公衆トイレ、オフィスで女性の体を隠し撮りするのはもちろん、『リベンジポルノ』まで広範囲に広がっているとAFP通信も報じている。

婚姻=結婚件数は25万7600件、1年前より▲2.8%減
20年以上夫婦の熟年離婚は9.7%と急増

韓国統計庁が3月20日発表した2018年の婚姻・離婚統計によれば、昨年の婚姻件数は前年比2.8%減の25万7600件で、2012年から7年連続で減少し、1972年(24万4780件)以来、最も少なかった。

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<婚姻減少の要因>
青年失業難(15~29歳の失業率9.5%/短期バイトや就職を諦めた人など入れればその倍)で、結婚が最も多いはずの年齢層で婚姻件数が大幅に減っている。
昨年、30代前半男性の婚姻件数は前年比▲5.4%減の5300件、20代後半女性は▲3.5%減の3300件だった。
また、ここ10年、アパートの家賃や住宅価格が高騰しており、そうした住環境も婚姻数の減少の要因になっているという。
初婚平均年齢は、男性33.2歳、女性30.4歳で、いずれも前年より0.2歳高まっている。

結婚する青年層が減った結果は、出生率低下につながっている。昨年出生率は、史上初めて1人以下に減った0.98人だった。

<熟年離婚急増>
一方、昨年の離婚は前年比2.5%増の10万8700件で、20年以上結婚生活をした夫婦の離婚が一年前より9.7%も増えた影響が大きかった。特に、30年以上結婚生活をした夫婦の離婚件数は1年前より17.3%も急増している。
熟年離婚について、「親の道理を強調する儒教的思考によって、未成年の子どもを育てる時は離婚を先送りし、独立させた後に離婚する夫婦が増えている」としている。

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[ 2019年3月22日 ]

 

 

 

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