アイコン 塩城・化学工場爆発 犠牲者64人に拡大、なお28人不明

 

 

中国メディアによると、江蘇省東部・塩城市の化学工場で21日午後2時ごろ発生した爆発事故で、地元当局は23日、64人の死亡が確認されたと発表した。
さらに28人が行方不明で、21人が重体。600人以上が負傷し、うち73人が重傷を負っているという。

工場を運営する地元企業は2007年に設立され、ベンゼンなどを用いて農薬原料を生産していた。
ベンゼンは、揮発性が高く、発がん性物質として毒性も強く、周辺住民の健康や環境への悪影響も懸念されている。
地元テレビ局は「まるで戦争の痕のようだ」との住民の声を伝えた。

中国メディアによると、工場では以前から杜撰な管理を再三指摘されており、2016年7月から2年間で、廃棄物管理規制の違反などで7回も行政処分を受けた。

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また、2018年2月には中央政府の安全当局から、13項目に及ぶ安全上の不備を指摘されていた。

工場の立地する工業団地では複数の化学工場があり、2007年11月には8人が死亡する爆発事故が発生するなど、事故が相次いでいた。
以上、

中央政府も13項目も指摘しながら、操業を停止させ改修・改善させておらず、当局責任者は逮捕されることになる。
地方政府当局は相も変らぬ賄賂漬けだろうが・・・。当企業が国営企業(地方政府管轄)ならば、地方政府が問題の指摘を意に介せず操業させ続けていた可能性もある。
工場としては新しく、よほど完全管理など杜撰に設計され、また当局が生産第一・利益第一として杜撰なまま操業を続けさせていたのだろう。
人類を破局に向かわせている大気汚染から見る限り、中国工場はえてしてこんなもんだろう。

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[ 2019年3月25日 ]

 

 

 

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