現代・起亜自動車がチューンアップ技術を開発したのは、車両共有市場の成長可能性が高い状況の中、運転者がそれぞれ異なる車両を借りても、お馴染みの設定をすぐに適用させるなど、自動車を個人カスタム型「スマートデバイス」の形で具現するためのもの。

運転者がパーソナライズされた設定をサーバーにアップロードして共有する過程で、ハッキングなどのセキュリティ問題が起こらないようにブロックチェーン（分散型台帳技術）も適用している。
個人情報を暗号化後、分散して保存するため、ハッキングなどの攻撃は事実上不可能だというのが会社側の説明。
以上、
単に寄せ集め技術、ただ、やり遂げる勇気は評価される。

ブロックチェーンの安全性は、ブロックチェーンの生態系の中では安全であると言える。しかし、全ての過程がブロックチェーン化されていない現状からすると、ブロックチェーンを使う段階までの安全性を確保することなしでは、ブロックチェーンを最大限に活用することが不可能。

ブロックチェーンを利用することにより、安全性が高まるということに間違いはないが、ネットワーク上では悪意あるモノが溢れている。
使用しているスマホに、ブロックチェーンの安全鍵を個別に読み解く標的型のウイルスが仕組まれる可能性も否定できない。

完全自動車に向け、いろいろなチャレンジがなされているが、乗っ取られる可能性もまだ回避できていない。そうしたことは米国のハッカー大会でも立証されている。
さらに東芝が開発した世界最速の演算システム(超伝導量子コンピュータの１０倍)を既存のパソコンに接続すれば、ハッキングは現行、不可能に近いものになろうが、ハッカーたちが導入すれば、導入していないあらゆるネットワーク機器に対して被害が膨れ上がることも予想される。
一方、５Ｇと東芝の新演算システムを導入すれば、完全自動運転へさらに近づくことができる。