アイコン サムスン電子「ギャラクシーフォールド」何が問題だったのか 販売延期

 

 

サムスン電子は2016年・3年前、スマホ「ギャラクシーノート7」の発火事故で同製品の生産中止に追い込まれたが、今回も製品の不具合が発生したことから、サムスン電子の製品検査システムが不十分なのではと指摘されている。画面の不具合は社内のテストでは検出されなかったが、外信記者によるレビューで発覚した。

(製品を評価した記事を書いてもらうため事前に記者たちに配布した分が、逆に記者たちから酷評を受ける結果となった)
 
不具合が発生した折りたたみ式スマホ=フォルダブルの「ギャラクシーフォールド」は、画面が折れる部分(ヒンジ)の上下部分に保護膜がなく、露出していたことが原因だった。
ギャラクシーフォールドの画面は開いた状態で7.3インチあり、外部からの衝撃や引っかき傷から画面を守るための保護フィルムが貼ってある。

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しかし、画面が折れる中央部分の上下には縦1ミリ、横7ミリの細い隙間があり、保護フィルムが貼られていない。
ここに外部から強い衝撃が加わったことでディスプレー内部が損傷し、画面がちらついたり消えたりといった現象が発生。隙間から異物が入り込み、画面が飛び出すという現象も発生した。

サムスン電子の関係者は「隙間の部分を最小化し、異物が入るのを防いで耐久性を高める計画だ」と説明した。
 画面保護フィルムが剥がれやすいのも問題。保護フィルムは消耗品で、1年に1-2回交換する必要があるという。
サムスン電子はアフターサービスセンターで定期的なフィルム交換に応じる計画。しかし、画面の縁と保護フィルムの間には、爪が入るぐらいの隙間がある。
ユーザーはここを触っているうちにフィルムを剥がしてしまう可能性もある。
爪を隙間に入れれば保護フィルムが剥がれ、ディスプレーの不具合にもつながって製品は壊れてしまう。
サムスン電子は、今後販売する際、製品ケースの中に説明用の紙を入れ、保護フィルムは剥がさずフィルム交換の際には公式サービスセンターを訪れるようユーザーへの注意を促す計画。
 

 
[ 2019年4月24日 ]

 

 

 

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