アイコン 韓国上場企業1~3月期の営業利益▲41%減 半導体価格下落響く

 

 

韓国の上場企業の1~3月期決算で25日までに発表された上場企業67社(店頭市場含む)の営業利益(連結ベース)は、前年同期比▲41.5%減の19兆26億ウォン(約1兆8300億円)だったと報じられている。

主力業種である電子、化学分野の営業利益の低迷が目立っている。

1、サムスン電子の営業利益は半導体の単価下落などで前年同月比▲60.4%減の6兆2000億ウォンにとどまった。

2、SKハイニックスの営業利益も▲68.7%減の1兆3665億ウォンだった。

3、LG化学はバッテリー部門でエネルギー貯蔵装置(ESS)火災に伴う費用を計上したことで、営業利益が▲57.7%減の2,754億ウォンだった。

韓国内のESS(定置用蓄電池)火災によって新規製品の出荷と輸出が完全に停止した状態。政府の事故原因の検証結果の発表が後日に先送りされる中、企業の費用負担が大きくなっている。LG化学もそれに応じて費用を増加させた。

4、SKイノベーションも石油・化学製品の利ざや縮小で▲53.5%減だった。

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5、一方、現代自動車は21.1%増の8,249億ウォンで、新型SUVパリセード販売好調と高価格帯SUV車の販売強化、インセンティブ販売の見直しを図ったことが要因としている。ただ、販売台数は▲2.7%減の102万1377台だった。

上場企業全体では、市場予想を大きく下回っている。

 

 
[ 2019年4月30日 ]

 

 

 

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