アイコン サムスングループのバイオエピス2人逮捕 巨額粉飾証拠隠滅/問題山積の王国

 

 

韓国検察は29日夜、サムスングループの医薬品受託製造会社サムスンバイオロジクスの粉飾会計問題で、サムスンバイオロジクス子会社の幹部2人を証拠隠滅に関わった疑いで逮捕したと聯合ニュースが伝えた。
検察が昨年11月に粉飾会計の詳細を解明する捜査に着手して以降、逮捕者が出たのは初めて。
逮捕されたのは医薬品開発会社サムスンバイオエピスの経営支援室長と部長。2人は、2017年に韓国の金融当局が、サムスンバイオエピスの株式評価に関するサムスンバイオロジクスの会計処理に疑問を呈した際、関連書類やデータを消去した疑いがもたれている。
検察は証拠を隠滅したとされる2人の行動にサムスン電子の幹部が関わっていないか調べているという。捜査がサムスングループの中核企業に広がるかが次の焦点になりそうだ。

サムスンバイオロジクスをめぐる粉飾会計問題は、捜査の行方次第では朴槿恵前大統領への贈賄の罪に問われている李在鎔サムスン電子副会長の上告審に影響する可能性があり、韓国で注目されている。
以上、
参考記事は当HP左上に掲載
なぜに今頃、それも夜に逮捕するとは、韓国警察も何を考えているのかわからない。

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サム寸物産の大株主であった米ハゲタカのエリオットは当合併比率を問題視し合併に反対したが、文政権の前政権に対する積弊清算により、当合併の問題が明らかになり、さらに今回バイオエビス問題も浮上、エリオットは米韓FTA締結のISD条項に基づき、韓国政府を相手取り、7億7千万ドルの訴訟を起こしている。俄然エリオットの有利となった。

この問題は、李一族がサムスン電子の支配権を強めるために行ったサムスン物産と第一毛織の合併問題に直結している。
 合併比率がサムスン物産の1に対して、第一毛織は0.35だったが、その根拠になっている一つに、当時、第一毛織傘下のサムスンバイオエピス(サムソンバイオロジクスの子会社)の評価額問題、合併比率問題が明らかになっている。

2015年8月、合併前に韓国のアンジン会計法人など行ったデューデリ(企業価値)調査において、バイオエビスの評価額は3兆ウォン(約3千億円)だった。(当時のサムソンバイオロジクスの株価の時価総額は8兆ウォンだった)

それに加え、韓国特有の監査法人(証券市場を支配する財閥と癒着しなければ食っていけない)に対する力関係を利用して、米バイオ・ジェン(バイオエビスに15%出資会社)に対するコールオプションを負債勘定(売る方)に計上しなければならないにもかかわらず、コールオプションに価値があるように、逆に3兆3千億ウォンの価値があるように見せかけ、資産総額を6兆3千億ウォンと算定したことに問題がある。

コールオプションを負債勘定に計上した場合、3千億ウォンの債務超過に陥っていたことになる。
また、サムスン物産は、1株あたり価格が低くなるように、多くの株価上昇要因案件を公表せず、合併後に公表していたことが、既裁判記録でも明らかにされている。

 

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[ 2019年4月30日 ]

 

 

 

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