アイコン ウォン続落続く 文大統領の経済は成功発言にも反応

 

 

文大統領殿が「経済は総じて見れば、成功に向かっている」と発言したことから、外国人投資家は、失業率も悪化している中、韓国政府が税金を使用して公共機関で短期雇用しても、肝心の公共投資など対策を講じないと見、債券市場の売り越しを加速させている。
また、米中貿易戦争、中国への輸出に占める割合は25%と高く、韓国企業への影響度は高い、さらに、ファーウェイなどへの米輸出規制強化も影響すると見ているようだ。

16日の韓国の為替と証券市場
外国人投資家が韓国株式市場から離脱し、ウォンの対ドル相場が1ドル=1190ウォン台まで下落した。
16日のソウル外国為替市場では、前日比2.9ウォンのウォン安ドル高の1191.50ウォンで取引を終えた。
1190ウォンを割り込むウォン安は2017年1月11日(1196.40ウォン)以来2年4ヶ月ぶりとなる。
取引時間中には一時1192.40ウォンまで下落する場面もあった。

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外国人投資家は16日、韓国の有価証券市場(メーンボードに相当)で4659億ウォン(約429億円)を売り越した。
世界同時株安となった2018年10月23日(5624億ウォン)以来の売り越し規模だった。
外国人投資家は、今月9日から6営業日連続で売り越しを続けており、「韓国売り」に対する懸念が徐々に高まっている。

6営業日に引き揚げられた外国人の投資資金は1兆5000億ウォンに達している。
外国人投資家は16日のコスダック市場(店頭市場)でも1720億ウォンを売り越した。2018年3月27日(1771億ウォン)以来1年2ヶ月ぶりの売り越し規模だった。

16日の韓国総合株価指数(KOSPI)は、前日比▲25.09ポイント(▲1.2%)安の2067.69だった。

17日の状況
17日のKOSPIは12時47分現在、3.67P高の2,071.36Pあたりで推移している。
また対ドルウォンは、12時27分現在、1.84ウォン安の 1,193.17ウォンあたりで推移している。
今年2月26日には1115.61ウォンだったことから、約3ヶ月間で7%あまり下落している。
取り方によっては為替介入せずともウォン安が進み、輸出企業は大助かりだろうが・・・、外国人投資家が、証券売却を進め、下落していることではいただけない。

 

 
[ 2019年5月17日 ]

 

 

 

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