アイコン 人喰いアメーバ 水道水から検出 米テキサス・レイクジャクソン市 日本は?


米国南部テキサス州のある上水道から、脳を食い荒らすアメーバが検出された。
 テキサス州南東部のレイク・ジャクソン市は9月26日、市の水道水が「フォーラーネグレリア」というアメーバに汚染されたとして災害事態を宣言し、州政府レベルの緊急対応を要請したとCNNが報じた。

前日夜、テキサス州環境品質委員会は同州南東部の上水道からこのアメーバを発見し、レイク・ジャクソン市をはじめ8都市に水の使用に関する注意報を発令していた。

フォーラーネグレリアは、一般的には土壌や湖・川・温泉などの温かい水の中に生息する。このアメーバが人体に入り込むと、人の鼻を通って脳まで潜り込んで脳髄膜炎などの疾患を引き起こしかねず、甚だしい場合は死を招くこともあり得る。
ボブ・シップル市長は26日、声明で「レイク・ジャクソン市は汚染された飲料水により生命と健康、財産への重大な危険に見舞われている」として、住民およそ2万7000人に対し、水道水使用の禁止令を発令した。

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これに先立ち今月8日、レイク・ジャクソン市では6歳の児童がフォーラーネグレリアに感染して入院するという事件が起きていた。
この児童は市庁の近くにある噴水台から出ている水道水でアメーバに感染したものと推定された。
米疾病対策予防センター(CDC)が、同市の水道水を検査した結果、11点のサンプルのうち3点からこのアメーバについての陽性反応が出たと公表した。
CDCによると、このアメーバへの感染は極めてまれだが、致死率が非常に高いという。1962年から2018年までに、米国内でフォーラーネグレリアに感染した人は計145人、このうち、生き残ったのは4人だけで致死率は97.3%を記録している。

先立ってフロリダ州では、
今年8月2日、米フロリダ州パットナム郡パラトカに住むタナー・レイク・ウォール君13歳は、州北部にあるキャンプ場を家族や友人らで訪れ、みんなで湖で泳ぎフォーラーネグレリアに感染したと見られ、「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」という感染症で亡くなった。
淡水に潜むアメーバ‟フォーラーネグレリア”は、人の鼻から侵入すると脳に寄生し脳組織を食べるという。
水温が高くなる7~9月に淡水で泳ぐ時は特に注意が必要。それも地球温暖化により生息域も広がり、感染期間も長くなっているという。
タナー君は7月24日と25日にフロリダ州北部のキャンプ場で過ごし、家族や友人らと一緒に敷地内にある湖で泳いでいたという。
以上、

<日本は・・・?>

韓国では今夏、赤虫のような虫などが仁川やソウル市の水道管の水道水から見つかり、問題になっていた。海外では水道水は飲めないとされる国が多いが、水道水を管理する官庁や企業が杜撰なことからだろう。日本はその分、地域によって塩素も多目に入っており、病原中が発生しないようにしている。そのため、原水しだいでは臭い水道水もある。

消毒液の塩素を入れる前の段階の浄化水に、万が一、劇物でも入っていたらとんでもないことになるため、小魚を入れ、その魚の異常行動をセンサーで監視させ、異常を自動通報するシステムが設けられている浄水場も日本にはある。

以前、記者は、近くの寺の湧き水の名水を取りに行っていたが、ポリ缶の底にアオミドロが発生し、それ以来止めた。湧き水を一度貯水タンクに入れ、そこから水汲み場の蛇口を通してポリ缶等に入れるようになっていた。

また、10キロほど離れた湧き水の著名な不老水の水汲み場は井戸様になっており、湧き水そのままだが、よく見ると湧き出るところの岩肌に付着したアオミドロを見て取水を止めた。ともに人気の高い天然の水汲み場だ。

過去、仕事の関係で短期長期は別にして仙台以南の各地に住み、一番水道水がおいしかったのは広島市。維新の地は東京の水より臭くて飲めず即刻浄水器を取り付けたほどだった・・・現在は違うかもしれないが・・・。酒所の水は美味しいとされる。

[ 2020年9月29日 ]

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