アイコン ミャンマー カレン族の武装勢力が軍の拠点破壊占拠 


ミャンマーの武装組織「カレン民族同盟(KNU)」は27日、タイとの国境付近にあるミャンマー軍の拠点を占拠したと発表した。
武装組織の責任者によると、ミャンマー軍の拠点は焼き払われ、死者や負傷者を確認しているところだという。
以上、ロイター

軍事クーデターで反政府組織になってしまったNLD(国民民主連盟)は、ミャンマー各地にいる各民族の武装組織と結びつき、決起を促しており、内戦化するおそれがある。
カレン族はタイ国境付近に住み、政府軍の攻撃では山岳地帯やタイ側へ逃れ、政府軍は、中国やアフリカのような民族浄化策を取らない限り、カレン族とは敵対関係が続く。
中国国境地帯では武装勢力を中国が支援し、中国はまたミャンマー政府軍も支援している。ミャンマーの安定化は中国にとっては不利と見ている。
インド国境地帯の民族も武装勢力を有している。

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ミャンマー沖の海底天然ガス田では、韓国が生産し、中国がミャンマー内に敷設したパイプラインにより中国へ送られている。こうした関係もあり中国政府はミャンマーの軍事政権を支援し、ミャンマーもパイプラインも手放さない。

クーデター後、怒った群集が中国から進出してきた繊維企業の工場など50ヶ所あまりを焼き払っている。

ミャンマーは長い間軍事政権、内部抗争などない1枚岩、軍内部を分裂させることはCIAでも不可能だろう。しかし、軍が分裂しない限り、群集が抗議活動を続ける限り、民間人は殺され続けることになる。

米国や西側諸国がいくらミャンマーの軍関連企業や要人たちを制裁しても、中国が背後にいる限り、北朝鮮同様、何も変わらない。カンボジアのポルポトのような殺戮が続くことになる。


 

[ 2021年4月27日 ]

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