アイコン 韓国でも豪雨被害拡大


韓国中央災害安全対策本部によると、ソウル市、仁川市、京畿道などの首都圏に8日から14日までに降った記録的な大雨により、自宅から避難している人は、全国で合わせて7595人。これまでに犠牲者は14人、行方不明者は6人となっている。
民間施設の被害は6876棟、うちソウル市が5749棟、公共部門の被害は土砂崩れや冠水など10,300件におよび、忠清南道(ソウル南部)の被害が目立っている。
農地の冠水は1140ヘクタールに拡大、うち忠清南道が541ヘクタールとなっている。
また、京畿道と忠清南道を中心に7万3552頭の家畜が死ぬ被害が出ている。
車両も9000台あまりが使用不能の冠水被害を受けている。

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今回の豪雨は、大陸性高気圧が中国渤海あたりまで張り出し、偏西風の流れが大きく蛇行、南からの太平洋高気圧との間に前線が発生、前線が中国-朝鮮半島-日本の東北まで伸び、停滞していることにある。
前線は朝鮮半島の北部から中部-南部まで下がり、再び北上、前線上では水温の高い黄海で雨雲が発達しながら、それもひっきりなしに発生し朝鮮半島へ移動、また東シナ海や黄海から湿った大気が前線や前線上の低気圧に向け流れ込み続け、長期間にわたり朝鮮半島に大雨をもたらしている。
ソウルの市街地は漢江を挟み丘陵地帯にあり、水はけの悪い低地などでの冠水被害が大きくなっている。

日本の東北や北海道南部でも前線が停滞し続け、海水温の高い日本海の水蒸気を吸い込み大雨により大きな被害が発生し続けている。

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[ 2022年8月16日 ]

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