アイコン WHO西太平洋、葛西健事務局長 人種差別発言で休職


世界保健機関(WHO)は8月30日、西太平洋地域事務局(フィリピン・マニラ)の葛西健局長が休職し、WHOのヤカブ副事務局長が職務を一時代行すると明らかにした。
AFP通信によれば、WHOは葛西氏に対する調査は「継続中だ」と説明した。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は今年1月29日の執行理事会で、西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が、職員に人種差別的な発言を行ったり、ワクチンに関する情報を日本政府に漏えいしたりしたと内部告発を受けた問題について、「調査を行っている」と明らかにしていた。

テドロス氏は、まだ話せることは限られているとしたものの、告発を「深刻に受け止めている」と語った。

AP通信によると、フィリピン・マニラにある西太平洋地域事務局の複数の元・現職員が、匿名で葛西氏を告発。
葛西氏が特定の国籍の職員に対して「人種差別的・侮辱的発言」を行ったほか、取り扱いに注意が必要なワクチンの情報を、日本政府に渡したなどと糾弾しているという。葛西氏は告発内容を否定していた。
以上、

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国連機関は事務局長や事務総長が代わるたびに自国の縁故職員を入れ、今や縁故職員だらけになっている。そのため能力には限界があるとされている。
それだけではなく潘基文のように国連事務総長が、国連PKO部隊の難民キャンプや災害支援における強姦など世界各地での性暴力事件を隠蔽しようとしたが、職員の報道機関へのリークにより発表せざるを得なくなった人物など、到底事務総長レベルではない人物が国連事務総長に就任したりしている現実がある。

高額な分担金を支払っている日本、それだけでも日本人枠がありそうだが、日本人は英語が苦手でなり手がなく、海外留学組は国連機関などへは縁故でも就職しない。そのため各省庁から派遣される公務員くらいしか国連機関の職員にはいないのが実情。

さりとて、厚労省からWHOに派遣され、WHOで長期にわたり活躍してきた葛西氏57歳、厚労省ではを最大限を振るえる年齢でもあるが、価値観はそれぞれの国で異なり、最大限留意する必要がある。
坊さんの説教屁一つ
ただ、仕組まれた可能性も否定できない。日本をこき下ろしたい国が確実に存在している。そうした国の職員が煽っている可能性もある。それでも告発は複数の職員・元職員とされている・・・。
権威主義は時代遅れで通用しない。権威は周りが作ってくれるものだ。

岸田政権は葛西氏を見殺しにせず、厚労省に即刻帰すべきだろう。厚労省には強いつながりのある人物はいないようであり首相出番。

葛西健事務局長(57歳)略歴
1990年に慶應義塾大学医学部で医学士、
1996年ロンドン大学衛生熱帯医学大学院 公衆衛生学科で発展途上国の公衆衛生をテーマに修士号を取得。
1997年、同大学院にて熱帯医学及び衛生学課程を修了。
2006年から2013年に岩手医科大学高次救急センター研究員、同大学より医学博士号を取得。
1990年4月 岩手県の県庁、高次救急センター、宮古保健所に勤務。
1994年1月 厚生省(厚生科学課/統計情報部)勤務。
1997年4月 厚生省保健医療局結核感染症課の国際感染症専門官に就任
2000年7月 WHO西太平洋地域事務局に感染症対策医官として勤務し、新しい結核対策の導入、SARS対応に取り組む。
2003年4月 厚生労働省大臣官房国際課課長補佐を務める
2004年7月 宮崎県の福祉保健部次長を務め地方自治体初の新型インフルエンザ対応策策定、健康みやざき行動計画の策定に取り組む。
2006年4月 WHO西太平洋地域事務局感染症対策課長に就任。
2012年 WHOベトナム代表に就任。
2014年7月 WHO西太平洋地域事務局次長兼事業統括部長に就任。
2018年10月 WHO西太平洋地域事務局長選挙において当選。

こうした機関では、まじめすぎても職員とは常にフレンドリーにコミュニケーションをとる必要がある。どんな状況・環境でもイライラする人は向かない。
人種差別用語の定義も時とともに大きく変遷している。日本人の感覚では分からないかもしれないが、彼はすでに20年余りを海外で仕事している人・・・。

 

[ 2022年8月31日 ]

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