アイコン 151人死亡、ソウル・梨泰院、29日のハロウィンの悲劇 恋人が、外国人も21人


29日夜10時35分ころに発生したソウル龍山区梨泰院の中心街にあるハミルトンホテル近くの路地で発生したハロウィンでの将棋倒し事故、一帯は夜遅くの事故で200人以上の死傷者が発生し、現場は、倒れた人の知人らが泣き叫んだり、見ていられない阿鼻叫喚(地獄)そのものだったと現地紙が報じている。
(ハミルトンホテルはショッピングセンターとの複合ビル)

29日の夜から30日未明までに119通報を受けて出動した消防士たちは、呼吸困難を訴え、道路の底に倒れている人々に対し心肺蘇生術(CPR)を行った。
現地では、消防士と警察官だけでなく、市民たちも、意識を失った人々の胸を圧迫し、手足を揉んだりして蘇生措置をはかった。
現場には数十台の救急車が順番に駐車され、負傷者も含め近くの病院に移されている。

30日午前1時現在、消防によると、50人が心配停止状態で、うち3人の死亡が確認されたという。負傷者は200人あまりがいるという。
30日午前3時に消防当局は、今回の圧死事故で120人が死亡し、100人が負傷したと集計した。
30日午前6時には、死亡者が149人に増加、負傷者も150人を超えるという。

 

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その後、30日午後5時30分のソウル警察の発表によると、死者数は154人に増え、うち女性が98人、男性が56人、うち、外国人の死者は26人。外国人死者の国籍は中国(4人)、イラン、ウズベキスタン、ノルウェー、・・・、日本人2人も含まれている。負傷者数は133人。

事故の一帯は、路地でもディスコ=クラブや料飲食店が立ち並ぶ場所、幅約4メートルの緩い下り坂の狭い路地に大勢の人が身動きできないほど殺到し、将棋倒し状態となり、小柄な女性の被害が大きかったという。

 これらの人たちは、現場で死亡が確認された人は近くの体育館(元暁路多目的室内体育館)に、ほかは順天郷大病院、国立中央医療院、李大木洞病院、江北三星病院、ソウル聖母病院、中央大病院、ソウル大病院、汝矣島聖母病院などに分かれて移送された状態での集計だと毎日経済紙が報じた。

<事故の発生は>幅4メートルの路地に殺到
現場にいた人は、大通りから入った緩やかな下り傾斜の幅4メートルの路地で、坂の上の方から倒れ、ドミノのように下へ向かい倒れ、人並みが次々に倒れていき、それも覆いかぶさるように倒れた人の上にまた倒れ続け、今回の事故が発生したと話している。
当時、路地一帯は身動きができないほどの人で埋め尽くされ、下の方へ移動していた。(韓国ソウルはどこも坂が多い、龍山区梨泰院は漢江の北側で緩やかな丘陵地にある。

一方、YTNテレビによると、著名人が訪れた居酒屋に大勢の人が殺到して事故が起こったという。負傷者の多くは20代女性とみられるという。31日のハロウィンを前に、29日の夜には約10万人が梨泰院に押し寄せ、路地などの狭いエリアで複数のハロウィンパーティも開催されていたという。

事故当時、周辺業者の非協力が死傷者を増やしたという。
ある市民は「酒場が路上にテーブルを出して入ろうとする人と出ようとする人が絡み合った」とし、「人が倒れると近くの店に避難したが、店はその後締め切り、通りに人が溢れ、さらに大きな被害が発生した」と話している。狭くて手すりがある路地側で(負傷者が)多かったという。

新コロナ19拡散で3年ぶりに多くの人が集まったハロウィンデーの惨状は予告されたものだったという。
29日の夕方、梨泰院一帯は足の踏み場もないほど多くの人が集まった。警察と消防関係者たちがこの日午後8時ごろから現場で誘導に入ったが、早くから始まった人波を制御することはできなかった。
イ・ドンヒ梨泰院観光特区連合会会長は、警察取り締まり現場に同行した取材陣に対し、「昨年は(夜)10時制限があり、こうした混乱は生じなかったが、今回は3年ぶりで週末も挟んで歴代最高の人出だった」と話した。
ハロウィンデーを迎え、様々なコスチュームを着て出てきたハロウィン市民たちは、携帯電話で周辺状況を把握し、現場周辺へ向かった。
以上、現地紙数社の報道参照

↓歩道上のあちこちに多くの人が倒れている。
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[ 2022年10月31日 ]

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