アイコン 中国で地震 M7.1 新疆ウイグル地区最西部震源 M8.0の情報も


中国地震局によると、新疆ウイグル自治区アクス地区(中国西部のキルギス共和国との国境付近)で1月23日午前2時9分ころ、マグニチュード7.1の地震があり、現地では複数のけが人が確認され、救助活動が行われている。震源の深さは22キロ。

国営の中国中央テレビによると、現地では複数のけが人が確認されたほか、住宅が倒壊するなどの被害が出ていて、救助活動が行われているという。
 震源は、中央アジアのキルギスとの国境付近で、キルギスのメディアは、首都ビシケクでも強い揺れを感じたと伝えている。震源はカラコルム山脈と見られる。

 

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なお、キルギス協和国では、22日の夜から23日未明までにM5.5~8.0まで6回の地震があったと報じ、震源地は中国、クムトルの南東80キロ、カラコルの南東140キロ、カジサイ村の南東160キロ、ナルインの東210キロ、ビシュケクの南東300キロに位置したとしている。

同一帯はユーラシア大陸に属し、南からアラビアプレートやインドプレートが圧力をかけ、ペルシャ(ザグロス山脈)-チベット(ヒマラヤ)-ビルマ(アラカン山脈)造山運動地帯に位置する。

造山運動地帯は、イランやアフガンの山岳地帯からヒマラヤ山脈、チベット・ビルマの山岳地帯と東西は長く、南北もインド北部から中国北部まで長く、山岳地帯を形成している。

特にアラビアプレートとインドプレートの圧力地帯は、双プレートが異なる力でユーラシア大陸プレートに圧力をかけており、地殻のバランスが崩れやすく、地震の多発地帯となっている。

今回の震源は造山運動地帯の北部に位置。

中国の地震のほとんどは、当造山活動で形成された複雑な岩石の地殻が、プレートの圧力で常に刺激され、これまでにもチベットや四川省・新疆などで多くの地震を発生させている。

 

 


 

 

[ 2024年1月23日 ]

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