韓国流通のキムチ 半分は中国産の衝撃 天候不順韓国白菜高騰
キムチは韓国人の日常的な食品。韓国価格調査センターが最近発表した調査によると、白菜、大根の値上がりで、今年のキムチ製造コストは昨年より約20%上昇したという。
(白菜は高温を嫌い高冷地を産地とする。異常気象による高温で白菜が不作)
結果、中国の重要なキムチ輸出基地である山東省青島市平度市にあるキムチ加工メーカーの生産現場では、複数の自動生産ラインがフル稼働している。
塩漬け、洗浄、水切り、キムチペースト塗り付け、予冷、包装などを経て、輸出基準に合致したキムチが作られている。毎日ここで生産される100トン以上のキムチは、8割以上が海外市場に輸出されている。
山東省青島のある食品会社の李萍販売総監によると、(2024年)9月以降、韓国を始めタイやシンガポールなどからの注文が爆発的に増えているという。特に韓国からの注文が70%を占め、輸出価格も前年同期より上昇している。
中国産キムチは品質が良く、価格も手頃なため、特に韓国の消費者に好評で、韓国市場に出回るキムチは半数以上が青島産。
青島市には目下、キムチを製造する20社以上の規模以上の企業(年間売上高が2000万元、約4億3700万円以上の企業)があり、今年の韓国向け輸出は30万トンに達する見込みだという。
以上、中国紙報道参照
中国のキムチ生産工場では、以前、裸キムチ事件、小便事件などいろいろあったが、韓国では消費不況に国産キムチの値上がり、中国産キムチが大量販売されるのは必然だろうか。
韓国産キムチといってもメーカーによっては腐れ白菜使用事件、蛙混入給食キムチ事件など発生させており五十歩百歩のネット論争。
中国産キムチが韓国で販売用容器に移し変えられ、本場韓国産として日本に輸入され販売されていても何も不思議ではないだろう。
韓国のキムチ輸出量は2023年4万4041トン、不動の1位は日本、2位に米国が躍進している。
2023年基準
日本は前年比0.8%増の6149万ドル
米国は37.4%増の3998万ドル
オランダは14.8%増の738万ドル
英国は15.9%増の615万ドル
豪州と続いている。
韓国の中国からのキムチ輸入は、以前は朝鮮民族が暮らす北朝鮮に隣接する吉林省・遼寧省において朝鮮族漬けたキムチが多かったが、2014年からの中韓FTA締結により、今や(山東省)青島も白菜栽培に適しており、今では一番多くなっているようだ。
国産品が高くても安全ならば購入する国民の性質、ところが、中国は異なる。また韓国は愛国主義での購入、日本は安全だとして国産品を購入する。
ところが、不景気=消費不況ともなれば、愛国も安全も関係なくなり、安価な商品に流れていく。日本はそれを政治的に行っていることから問題だが、誰も追及使用ともしない。その代表系が今やコメとなっている。国家を挙げて先物市場を今8月に開設し、コメ価格を暴騰させている。暴騰しても収穫期を控えても備蓄米を放出せず、収穫期になっても価格は暴騰し続けている。日本のコメ生産量は政策により減少させ続け、政府が外国からのコメ購入を大増させ続けており、岸田・石破内閣もイケダハヤト流国民統治政策が見えてきている。
韓国も日本も長期にわたり景気を他力依存、今になって国民を躍らせようとも国民は見向きもせず、今やそのツケが新コロナを契機に長期低迷をもたらしている。