韓国野党に弾劾された監査院長 憲法裁・弾劾棄却判決 弾劾恐怖国
韓国ほど独裁指向の国はない。国会で過半数の議席を持つ現在の野党勢力「ともに民主党=代表:李在明」は、党の政策=国会で過半数を持つ権力で大統領を形骸化し、大統領代行や監査委員長でさえ、簡単に弾劾する。
李代表が個人的に気に食わなければ政治家や閣僚は皆弾劾の恐怖にさらされている。
李在明自らは不正腐敗で6回起訴され5件の裁判を抱えており、そうした起訴の一部で当初賛成した「ともに民主党」の非李在明派を今に至っても攻撃するなど、常軌を逸している。
5件も裁判を抱える人物が野党の代表であり、世論調査で次期大統領に圧倒的トップに立っている。トップに立たせるほど韓国民も・常のようだ。
韓国の憲法裁判所は3月13日、崔載海監査院長に対する国会の弾劾訴追を裁判官の全員一致で棄却した。職務が停止されていた崔氏は直ちに復帰する。
憲法裁は定員9人/現在8人/中道5人:左派3人の構成であるが全員一致とは・・・。
<韓国の異常な弾劾制度>
現在の大統領代行の代行である崔相穆(経済副首相兼企画財政部長官)も、最大野党の「ともに民主党」から、言うことを聞かなければ「弾劾するぞ」と脅され、欠員の憲法裁判官3人のうち2人を就任させた。
代行前任の韓悳洙(首相)代行は12月29日弾劾され、現在は、順位3位の崔氏が大統領代行を務めている。
韓国では、大統領の弾劾だけ国会議員数の2/3が必要であるが、ほかは大統領代行であっても過半数で弾劾できる。
現在、「ともに民主党」だけでも現在170議席(定員:300議席)を有し、特に野党勢力や野党議員に不利な判決を下す裁判官たちはことごとく弾劾され免職されている。
今回、弾劾棄却判決を下した憲法裁は、「(監査院は)大統領執務室と公邸の移転を決定する過程で関連法令が定めた手続きを順守したか否かに関する監査を実施したものであり、杜撰な監査と判断されるだけの事情はみられない」と説明した。
また、全賢姫前国民権益委員長に対して監査院が政治的な「標的監査」を行ったとする疑惑についても「辞任するよう圧力をかけるための監査だったと断定するのは難しい」と結論付けた。
最大野党「共に民主党」は昨年12月、尹錫悦政権発足に合わせて行われた大統領執務室と公邸の移転に絡む疑惑の監査が適正に実施されなかったなどとして、崔氏の弾劾訴追案を提出。同案は同党主導で可決され、崔氏の職務は停止された。
弾劾により監査院長の職務が停止されるのは初めてだった。
韓国は一院制の国会:300議席・・・野党勢力:192議席/与党勢力:108議席
最大勢力は「ともに民主党」:170議席、うち李在明代表派が166人/非李在明派4人。
日本は2017年の反・の文在寅の再来、2019年8月の再来を事前に警戒しておく必要がある。李在明氏が日本に擦り寄ったとしても、腹は年季が入ってどす黒過ぎ、安易に近づくべきではない。
李在明氏が大統領になった場合、韓国のコントロールはすべてトランプ米大統領に任せるべきで、日本政府は韓国に近寄る事なかれ。すべて韓国民の選択の結果である。