アイコン またBoeing737-800MAX墜落 157人死亡 エチオピア またピトー管問題?

 

 

エチオピア航空(Ethiopian Airlines)は3月10日、同国の首都アディスアベバからケニアの首都ナイロビへ向かっていたボーイング(Boeing)737型機が同日朝、離陸直後に墜落し、搭乗者157人全員が死亡したと発表した。

インドネシア・ライオン航空機の墜落により、欠陥が明らかになっているBoeing737-800MAX型機、ボーイング社は、使用に当たり警告、通知したはずだが・・・。
米国を代表するBoeing社、米政府やB社の各国の方々に対するロビー活動の成果により、問題を収拾させているとしたら大問題だ。

2017年5月運用開始のBoeing737-800MAXの100機以上の受注先:
サウスウェスト航空150機、ノルウェー・エアシャトル100機、ライオン・エア201機、ユナイテッド航空100機、アメリカン航空100機、ライアンエア100機など。
全日空はボーイング737MAXを最大30機発注している。

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エチオピア航空は10日、「アディスアベバ発ナイロビ行きのET302便が事故に巻き込まれたことを確認した」と発表した。
その後、「事故現場にいる当グループの最高経営責任者(CEO)が、残念ながら生存者がいないことを確認した」と述べた。

同国の政府系ニュースメディア、ファナ放送会社も、同航空の話として、乗客149人および乗員8人全員が死亡したと伝えていた。
 同機は午前8時38分にアディスアベバのボレ空港(Bole Airport)を離陸した6分後、アディスアベバの南東約60キロのビショフトゥ付近で連絡を絶った。
 事故機はボーイング製の737-800MAXで、昨年10月13日に墜落し、乗客乗員189人全員が死亡したインドネシアの格安航空会社ライオン航空のものと同型機だという。

<インジネシア・ライオン航空の墜落・原因>
専門家は、2018年10月29日墜落した610便の対気速度と高度のデータに異常があると指摘した。
離陸後わずか3分で、機長は制御装置に問題があるため空港への引き返しを要求していた。
離陸から8分ほどの飛行で、機体はおよそ5,000フィート (1,500m)まで降下していたが、高度は依然として変動していた。

610便の対気速度は300ノット (560km/h)ほどで、専門家は通常10,000フィート (3,000m)以下の高度では250ノット (460km/h)以下で飛行するため、異常な速度だと指摘している。
10分ほどで機体は3,000フィート (910m)近く降下しており、最後に記録された高度は2,500フィート (760m)だった。

ニューヨーク・タイムズやデイリー・テレグラフなどの新聞は、インドネシアの専門家であるGerry Soejatmanのピトー管(流体の流れの速さを測定する計測器)が、墜落原因となった可能性があるとの推測を掲載した。

11月5日、インドネシア国家運輸安全委員会は、高速で墜落したため機体はバラバラになり、機体の大部分が失われたと述べた。委員会は、墜落時にはエンジンは正常であったとも発表した。

調査により、事故機は最後の4回の飛行において対気速度計が誤った数値を表示していたことが明らかになった。

11月6日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ボーイングと連邦航空局が発行した予備調査で、事故時にフライトディスプレイに誤った迎角が表示され、警報が作動していた可能性があると述べているという記事を掲載した。機体の迎角センサーに異常があった場合、飛行コンピューターが失速していると判断し、意図しない急降下が発生する恐れがある。連邦航空局はボーイング737 MAXを保有する全ての航空会社に警告を通達した。

11月7日、国家運輸安全委員会は事故機の迎角センサーに問題があったことを確認した。事故機の最後の4回のフライトで対気速度計に異常があると考えたエンジニアは、迎角センサーを交換した(ボーイング社と話し合い迎角センサーを交換したとされる)。
しかし、問題は解決されずに左右で最大20度の違いが出た。610便の前のフライトでも同じ異常が発生したが、パイロットは通常よりも低空を飛行させ、無事に着陸した。
委員会のSoerjanto Tjahjono局長は、この問題についての対策は、ボーイングと連邦航空局によって決定されると述べた。
以上、

B社が警告だけで、全世界で販売機を飛ばさせ続けていたとしたら、とんでもない問題だ。米国の闇により、マレーシア機370便、インドネシア・ライオン機のようにお蔵入りになるのだろうか。
ピトー管原因の事故は1996年以降5件(墜落4件、トラブル1件/虫1、蜂1、氷結2、テープ剥がし忘れ1)

ライオン航空機墜落の原因もまだ公表されていないが、ピトー管の故障が問題のようである。これが今回も原因であれば、B社及び納入業者は大問題となる。即刻、全機飛行停止、総点検、もしくは問題機器を入れ替えるまで飛行停止措置が必要ではないだろうか。

 
[ 2019年3月11日 ]

 

 

 

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