アイコン 737MAX8型機墜落事故、失速防止システムMCASが異常作動し急降下と

 

 

米捜査当局は、エチオピアでのボーイング737MAX8型機墜落事故で、失速防止システムが、機体が急降下する直前に作動していたという暫定的な結論を出したと米ウォールストリート・ジャーナル紙が報じた。

3月10日のエチオピア航空機の事故と、昨年10月のインドネシアのライオン機の事故では計346人が死亡。

この2つの事故の原因として、失速防止システム「MCAS」の誤作動が有力視されていた。
同紙は、フライトレコーダーのデータを基に、MCASの誤作動が事故原因になった可能性が最も強く示されたと伝えている。
米国政府の専門家が、ここ数日間、エチオピア政府が収集した詳細情報を分析。
専門家らの間で見解が一致し、28日に米連邦航空局(FAA)が行ったハイレベルの状況説明会で報告されたという。
ただ、この暫定的な結論は、今後修正される可能性もある。エチオピア当局による初の報告書が、数日以内に提出される見通し。
以上、AFP

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<フロリダの緊急着陸事故の原因は・・・>
3月26日、フロリダ州で起きた同型機の緊急着陸事故、同型機の運航停止命令を受けパイロット2人でフロリダの空港から保管庫のある西海岸へ移動飛行する際、エンジン1基が停止し、フロリダ空港に緊急に引き返した事故も生じている。

MCASプログラムによるフラップの誤作動は判明しているが、エンジンまで止まる制御プログラムが搭載されているとは考えにくい。

ボーイングは3月27日、節操もなく、米FAAと米航空各社のパイロットたちを呼んで、修正プログラムでの飛行を実施したが、飛行が再認可されるまでには、インドネシア機とエチオピア機の墜落原因がはっきりすることが前提となっている。エチオピア機のブラックBOX等の調査はフランスが行っている。
(インドネシア機はインドネシア当局とB社および米FAAの3社が共同して原因究明の調査が行われ、今だ結論が出ていない。インドネシア機は、墜落する前日までに3回異常が生じ、墜落したフライトでは、B社の指示により前日、AOAセンサー自体を取り替えて飛行させていたという)

米FAAの修正プログラムの承認は、プログラムミスが唯一の原因とされることを条件にしている。
米FAAが修正プログラムを承認したとしても、飛行停止を命じた各国が修正プログラムでの飛行を承認するかどうかは別問題、新たに飛行の承認を各国から取る必要がある。

それに、フロリダで起きたエンジン停止・緊急着陸問題も解明する必要がある。
ボーイングとFAAは、エチオピア機が墜落しても安全だぁ安全だぁと言い続け、トランプ大統領がそれを批判するように運航停止を命じた。
ボーイング社とFAAは、すでに世界から信用を失っている。B社の公的巨額賄賂のロビー活動費は特に有名、天下りも数多く抱えているものと見られる。

 

 
[ 2019年3月30日 ]

 

 

 

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